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映画が一番!

文楽 

2016年05月30日 ナビトモブログ記事
テーマ:ミュージカル

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

今日は映画紹介ではなく、「文楽」について。
昨日、久しぶりに出かけて観劇したのは、
「本朝廿四孝」の十種香・奥庭狐火の段と、
「壺坂観音霊験記」の沢市内の段・山の段。

昔、観劇した時は、あまり興味が湧きませんでしたが、
歳を経て観ると、印象が違っていました。

その前に「文楽」について、おさらいを。
文楽は男性によって演じられる。
太夫(浄瑠璃語り)と三味線、人形遣いの
「三業」で成り立つ三位一体の演芸。
映画大好きの私としては、
どうしても映画と比較してしまいますが、

まず、映画で言えば「文楽」は3D映画ですね。
太夫の義太夫は、日本語でも聞いただけでは意味不明。
だが、舞台の上のディスプレイに
字幕がでるではないですか、
これで語っている言葉の意味がよく理解出来ました。

音楽は三味線で、ストーリーの展開に合わせて、
2台に加えて、琴の伴奏も
緩急自在で、より場面を盛り上げていました。

主役は人形遣いです。主役のヒーロー、ヒロインを
三人一組で操っていますが、主遣いは顔をさらし、
あと二人は黒子でそれぞれ動かす役割が
決まっているようで、動きは俳優以上にダイナミックでした。

黒子は背景に溶け込んでいるので
初めから気になりませんが、
素顔の主遣いは最初は気になりましたが、慣れてくると
背景の一部に見えて来て、人形だけがクローズアップされて
人形自身が自分の意志で動いているようで驚きました。

特に謙信館はきらびやかな御殿の造りで
そこに登場する八重垣姫のゴージャスな衣装が
赤から神の使いの白狐に合わせて、白に
「早替わり」した瞬間は、”オォー”と驚きましたね。

考えて見れば、人形浄瑠璃は江戸庶民の
娯楽だったのだから、現在、私達が映画を
観に行くのと同じ感覚でしょう。
今見る文楽は当時の映画を観ているようなものでしょう。

ユネスコ文化遺産と言われることはありますね。
認識を新たにした「文楽」観賞でした。



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歌舞伎は人形浄瑠璃が元なんですね。

yinanさん

SOYOKAZEさん、おはようございます!

人形が、思ったより活き活きとして
操られているのではなく、
まるで自分の意志で動いているようでした。
三位一体で、江戸時代の人が喜んで観たのが
良く判りました。

八重垣姫を持っていたとは、
何か、縁があったのでしょう。
機会があればお出かけ下さい。

2016/06/01 09:03:57

一度生を

さん

私は、テレビの中継で観ただけです。
舞台裏も同時に見ました。

人形ですが、人間以上に感情表現できていて、惹き込まれたのを覚えています。
一度、生で観てみたいものです。

八重垣姫の人形を、幼い時に持っていました。
華やかでした。
文楽の変身は、中々見ものです。
綺麗な顔が化け物にもなります。

2016/05/30 17:53:26

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