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映画が一番!

マクベス 

2016年05月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

オバマ米大統領は27日、
現職米大統領として初めて被爆地・広島を訪問。
平和記念公園で追悼式に献花して
「核兵器なき世界」を目指すとスピーチ。

良かったです。取り敢えず一歩前進。
踏み出さなければ、物事は動かないですからね。

今日の映画紹介は上映中の「マクベス/Macbeth」。
皆さん、ご存知のように、
「ハムレット」「オセロー」「リア王」と並ぶ、
シェイクスピアの4大悲劇のひとつとして知られる「マクベス」。

特に「マクベス」は人気があり、数多く映像化されています。
1908年以降、映画、TV、舞台撮影版などで、
これまで53本制作されていて、
シェイクスピア没後、400年の今年に合わせての本作。

キャッチコピーは、
”夫が王になった時、2人の運命が狂いだす」。

物語はマクベス(マイケル・ファスベンダー)と
妻(マリオン・コティヤール)の子供の葬式から始まる。
夫妻は子供を失った悲しみで悲嘆にくれていた。

マクベスはダンカン王(デヴィッド・シューリス)の
部下として反乱軍との戦闘で勝利を手にする。

その帰路、怪しげな魔女3人と子供の4人が眺めていた。
魔女達は王の元へ向かうマクベスと
バンクォー(パディ・コンシダイン)の前に姿を現し、
マクベスには
”万歳、コーダーの領主、万歳、いずれ王になるお方”と言い、
バンクォーには
”将来の王の父親となられるお方”と語りかける。

2人はその意味を魔女に問いただそうとしたが、
4人は霧の中へと消えてしまった。

この予言を聞いたマクベスは野心を抱き、
同じく野望を持つ妻の後押しもあって
”俺の心はサソリで一杯だ、元には戻れない”と
闇の世界へ足を踏み入れていくのだった。

マクベスが拠り所とするのは、
”マクベスは女の腹から産まれた者の
手にかかって死ぬことはない”と、
”バーナムの森がダンシネーンに向かって
動いてこない限りは誰もマクベスを負かせない”との
魔女の言葉だった。

ストーリーの展開は判っているのに
観ようと思ったのはマクベス夫人の
マリオン・コティヤールを見にいきました。
さすが、悪妻をうまく?演じていました。

撮影がスコットランドだけに、陰鬱な冬の
風景に加えて、いつも霧がかかったような画面は
マクベスの暗い心を現しているようで、
見ている方も、マクベスの気持ちが伝わって来ます。

過去の「マクベス」の映画には、
1948年のオーソン・ウェルズ監督・主演作品や
1971年のロマン・ポランスキー監督作品などがありますが、
私的には黒澤明監督の1957年制作の「蜘蛛の巣城」が
一番だと思っています。

マクベスを見て思うのは、魔女は自分の心に住む
ダークサイドが自分の願望として出て来るのでしょう。

誰でも心に持っている魔女ですが、
いかにコントロールするかでしょう。

皆さん、自分の心に潜む魔女には気を付けましょう。

監督はオーストリア出身のジャスティン・カーゼル。



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悲劇は人間の欲望から

yinanさん

SOYOKAZEさん、今晩は〜!

私も悲劇より喜劇がいいですね。
でも、気分転換に悲劇を見ると、
より喜劇が楽しめるような気がします。

人間、誰でも権力を持つと、
常識からズレていくようです。
プーチンさんに、習近平さんに、金正恩さんなどに
身近では、舛添さんと、心の中の悪魔がささやくのでしょう。
”国民のことはいいから、自分の事だけ考えろ”と。

2016/05/30 18:01:56

上手い表現

さん

誰でも心にもっている魔女。
言い得て妙です。

シェイクスピアは、現代にも通じる、人間の普遍的な心理を描いていますね。

若い頃は、4大悲劇が好きでしたが、歳を経る毎に、喜劇の方が好きになったのは、パワーの減少でしょうか?

2016/05/28 10:53:29

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