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2016年03月22日 外部ブログ記事
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 企業内シニア研修(その2)


 今回はスキル・アップではなく、企業内シニアに対する「気づき研修」について述べてみたいと思います。スキルアップ研修は日々変化する企業を取り巻くビジネス環境に合わせた中堅以上の社員向け研修でです。一方定年制度が延長され各企業は50代から60代のシニア社員(原則65歳まで)を社内又は関連会社に抱えています。

 これは年金支給年齢の先送りに対応した事実上の定年延長制度と関係があります。勿論、生産年齢人口が減少する中企業が雇用延長することは意味があります。しかし法改正による一律適応はここでも日本の雇用制度の硬直性を示すことになっています。被雇用者側の事情は年金支給の遅れから、生活を維持するためにその間給与所得を維持する必要があります。また、身体的にも60歳前後では、多少の身体的衰えは感じても十分就労可能です。

 しかしここで問題なのは、個人個人の所得や、健康状態、労働意欲、スキル等多様な状況を考慮した上で、第二、第三の就労形態や、生活設計を検討すべきであると考えます。定年制度を65歳まで延長したとしても、定年後の人生は平均寿命、健康寿命の延伸状況からみると長いものです。この元気で、まだまだ社会で活躍可能な期間をどのように過ごし、シニア世代が輝く老後を過ごすことができるかは個人にとっても、社会にとっても大きな違いをもたらします。

  企業は抱えるシニア社員が卒業後も積極的に社会に関わってもらうような「気づきセミナー」研修を準備することで、サラリーマン社会の雇用責任を果たすことになります。一方企業内シニアも自分自身で大切な老後の生き方、過ごし方に対する思いを深めて、社会参画・貢献に向けた準備期間でもあるのです。長い組織内教育の結果、特に男性シニア世代は、退職後社会との関わりを求めても、上手に社会や地域「デビュー」が出来ず結局、ぬれ落ち葉になる確率が高いのです。

  組織内で培った経験やスキルは実はボランティアや市民活動でも大変役に立つ資産です。ところがボランティア社会は組織の持つ上下関係(指示命令)文化とは異なった世界です。組織の中で働きながら、異なる文化を勉強することが実は「社会デビュー」の必須科目なのです。日々是好日。

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