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家族はつらいよ 

2016年03月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

桜の開花もちらりほらりと聞こえてきました。
さぁ〜、花見て一杯!
”酒なくてなんのこの世の桜かな”と、
楽しい季節がやってきました。

今日の映画紹介は上映中の「家族はつらいよ」。
先週、紹介した「東京家族」で一家を演じた
橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが
再結集して現代に生きる新たな一家を成して
熟年夫婦の離婚騒動をめぐって織り成す人間模様を描く。

キャッチコピーは
”妻よ笑顔を下さい。夫よ離婚を下さい。”。
”妻が欲しかった誕生日プレゼントは「離婚届」!?”。

初秋。東京の郊外で三世代同居の平田家の
主・周造(橋爪功)は引退してゴルフと酒三昧と
悠々自適の忙しい日々を過ごしていた。

今日も今日とて、仲間とゴルフの後、
美人女将・かよ(風吹ジュン)がいる小料理屋で
散々女房の悪口を言って上機嫌で帰宅。

長男・幸之助(西村雅彦)の嫁・史枝(夏川結衣)
は酔っぱらって帰って来た周造に笑顔で付き合う。

妻の富子(吉行和子)もまたそんな夫を優しく迎える。
寝室で着替え中に飾られたバラの花瓶を見て
”その花どうした”と尋ねる。
通ってる創作教室の仲間からのプレゼントだと聞いて、
富子の誕生日をすっかり忘れていた周造だったが、
何かプレゼントに欲しいものがないかと聞くと
富子は離婚届を持って来て、印鑑を押してくれと渡す。
突然の申し出に茫然とする周造だった…。

いやぁ〜、周造の気持ちはよく判ります。
自分に貞淑な妻が、突然、反旗を翻すのですからね。
アタフタする周造、さぁ〜、どうする周造。
このまま捨てられてしまうのか。

こうして、突然起きたまさかの“離婚騒動”に
家族はてんやわんやの大騒動!

秋晴れの日曜日。全員集合で集まった家族は、
周造と富子、幸之助と史枝に
会計事務所を経営する長女・成子(中嶋朋子)と
その仕事を手伝う、夫・泰蔵(林家正蔵)が集まって来る。

又、この日が家族会議だと知らなかった
次男の庄太(妻夫木聡)が家族に恋人を紹介するため
憲子(蒼井優)を連れてくる。

なんだかんだで本題に入れないない中、
ようやく、家族会議が始まる。
だが幸之助と成子が口論を始め、
ついには史枝、庄太、泰蔵まで巻き込まれ、
皆、勝手なことを言い出して、会議は大荒れ。

やがて富子の思いがけない本音がこぼれる。
”お父さんと一緒にいるのが私のストレスなの”と、
真っ青になった周造は叫ぶ、
”被害者は俺だ、俺は被害者だぞ!”と。
そんな中、事態は更に思いもよらぬことに…。

”この最高のアンサンブルで、今度は現代の家族を
”喜劇”で描きたい”という山田監督の意気込みが
そのまま、ストレートに伝わって来て、
笑いの中にペーソスが漂う人情劇に仕上がってますね。

インタービューでも言っています。
”男であり女であり人間であることは
難儀で厄介なことです。
でも何とか生きていかないといけない”と。

振り返って、自分の家族を見ても、
そうだなぁ〜と実感しながら
笑って、ホロリとして泣き笑いでした。

アドラーの心理学で言えば、
”あらゆる悩みは対人関係から発する”と、
家族だけに限らず、社会生活においてもしかり。
又、”自分が自分の人生を生きなければ、
誰が自分の人生を生きるのか”の言葉も
富子の心理状態を現しているようで、
笑いの中にも深遠な考えがあるのではと、
少し、難しく考えたことでした。



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ありがとうございます。

yinanさん

YUHUA38さん、

誕生日のメッセージをありがとうございます。
「かもめのジョナサン」のリチャード・バックですね。
”成長しないと”は厳しい言葉です。
もっとも、「家族」が一つ屋根の下で長い間、
過ごすのですから順風満帆なんて、ないでしょう。

今、中国語の講座で中国の
「家庭慕力」の章を勉強しています。その中で、筆者は
”男は身体も大きく、強いので、
妻を「管教/しつけ」と称して暴力をふるう”
”離婚は一種の逃走ではないだろうか?”
”恐ろしい男達に大声で叫びたい、
手をあげるな、殴るのを許さない”などの内容ですが、
先生によれば、
中国では、家庭内暴力は日常茶飯事のようです。

YUHUA38さんの、
家庭内環境が少しでも良くなるように願っています。

2016/03/21 08:05:17

ありがとうございます。

yinanさん

あーみんさん、

誕生日のメッセージをありがとうございます。
自分の人生は一つだけですが、
映画の中の主人公になれば、
その時は見ている映画の人生を送ることが出来ます。

と言うことで、どれだけの数の人生を生きて来たのか
自分でも判りません。

吉行さん、インタービューで
”「東京家族」の時にできあがった「家族」で、
また違うキャラクターを演じる。その両方が重なるのが
面白くて、すごく楽しかったです。
今でも夫役の橋爪さんの顔を見ると
笑ってしまいそうです(笑)”との言葉がありました。

本当の夫婦のようでした。
彼女はいくつになっても可愛いですね。


プラチナさん、

誕生日のメッセージをありがとうございます。
笑いの中にもシリアスがあり、
単なる喜劇にならないところが
山田洋二監督の真骨頂でした。

今風の家族を、「喜劇」で描くのは
”寅さん”に通じる家族の物語ですね。

2016/03/21 08:04:07

おめでとうございます♪

さん

遅くなってしまい、日付が改まってますが、お誕生日おめでとうございます。
我が家では突然父の機嫌が悪くなり、母に殴りかかったり「離婚するぞ!」「ぶっ殺すぞ!」と脅迫したり、とても笑えない事態が時々勃発するので、家族がテーマの映画は見たくないのが本音。
リチャード・バックの著書の中にある「家族の絆は血ではない。一個の家族が一つ屋根の下で成長し合うことはほとんどない」ってのが真理だと思ってます。
お互いを思いやれなくなったら、家族は終わりにしてもらいたいですね。

2016/03/21 00:15:56

シニアはつらいよ

プラチナさん

誕生日おめでとうございます。
楽しい家族喜劇でしたが、シニアの皆さんの中にも心当たりのある場面も有ったのでは?、当方も他人事では有りませんが。
山田洋次の脚本・演出らしい、それぞれの家庭の細かい背景描写で、リアルさも楽しむ事が出来ました。

2016/03/20 20:42:16

HAPPYbirthday♪♪

あーみんさん

yinanさん
お誕生日おめでとう
ございます(*^_^*)♪

素敵な映画に
巡り合える一年に
なりますように(^o^)/

健康でお過ごし下さい♪


もう 家族はつらいよ
御覧になったんですね!!

東京家族 では
ホロリとなりましたが

今度は間逆?な
コメディのようですね。

吉行さん、お年?とは
思えない
パワフルな でも
安心な演技をなさる
大好きな
女優さんです(^-^)/

蒼井さんも
味を出してくれる
女優さんですね(^.^)

早く
観たくなりました(≧∀≦)

2016/03/20 10:20:36

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