かかりつけ薬剤師

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でんすけちゃん

2016年03月18日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

　昨夜は７時過ぎから９時過ぎまで、勉強会に参加してきました。
　
　薬価改定のための勉強会です。
　ややこしい話です。

　その中で４月から「かかりつけ薬剤師」なるものの算定が出来るようになるとの説明です。

　かかりつけの医師やかかりつけの薬局がおありの方、いらっしゃると思いますが、今回のかかりつけ薬剤師と言うのはお金の算定の対象になります。

　女性ならお分かりかもしれませんが、何人も美容師のいる大きな美容院で「チーフ」「アシスタント」で料金が違うことがありますよね。技術が違うから価格差が出来ているのですが、それに似たようなシステムが薬局にも出来るということです。

　かかりつけ薬剤師になるためには、勤続年数、週当たりの勤務時間の他に、国家試験の薬剤師免許の他に「認定薬剤師」の資格取得も義務ずけられています。

　私は社員として働いているときに、その資格を取っていましたが３年ごとに更新が必要で、それも山の様に勉強会に出席しないと単位が取れないので、退職の月に期限切れ。

　しかも３年前に勤めていた薬局では、認定を取っていることを評価してもらえず、給与面でも１円たりとも増額はしてもらえなかったのです。

　しかし、今回の改正で、勉強している薬剤師を評価の対象としてくれたことは喜ばしいことだと思っています。
　ただ、「かかりつけ薬剤師さんに説明してもらうから、価格が高くなっても良いですよ」
　という、患者様からの署名が必要になります。

　ここが、ネックかなって思うんです。

　皆様、何十年も続けて飲んでいる血圧の薬の説明に高いをお金はらいますか？

　風邪薬や、歯の痛み止めをもらうのに、かかりつけ薬剤師を指名なさいますか？

　ただ、複数の医療機関で何種類ものお薬を飲んでらっしゃる方には朗報だと思います。必ず相互作用のチェックがしてもらえます。
　あと、骨粗しょう症の薬を飲んでいる方や、血液の薬を飲んでいる方が、歯科にかかる場合もリスクは減らせます。

　厚労省の真意が、今一つ、見えない改定に現場はてんてこまいです。
　
　これからお昼休みを利用しての、薬局の勉強会に行ってきます。

　
　
　

　

　