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心の軌跡

二人部屋から四人部屋に・・・これがいろいろあるのよ 

2016年03月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



今週になって

母は

二人部屋から四人部屋に

引っ越しました。


そこには

認知症の進んだおばあちゃん二人と

おそらく糖尿病でインシュリン投与の必要な人が

います。


糖尿病の人は

寝巻きではなく普段着を着て

うろうろうろうろしています。


認知症のおばあちゃんの一人は

簡易トイレを置いてもらっているから

ちょっとは動けるのでしょう。


もう一人のおばあちゃんは

おしめをしていて

介護士さんが定期的に

下の世話をしにきています。


そのおばあちゃんが

なかなかの人で

たえずぶつぶつ文句を言っています。


ご飯はなかなか食べず

薬も飲まず

看護師さんが厳しく注意すると

怒り出します。


そのおばあちゃんが唯一言うことを聞くのは

介護士のYさんで

そのYさんを見かけると

おばあちゃんは怒濤のごとく

看護師さんの悪口を

言います。


Yさんは笑いながら

うまくかわしているのですが

それでも悪口は

止まりません。


今朝は

「今日はお風呂だよ。」と言いに来た介護士のMさんに

「私はさるとなんか一緒に入らん。」と

言うのです。


Mさんは

「ええっ,うちにはさるなんかいませんよ。夢でも見たんと違う?」と言うと

おばあちゃんは怒って

「いや,絶対におる。」って

きかないんです。


Mさんは他に仕事があるので

そのまま帰って行き

今度は介護士のKさんが来ると

またさるの話をします。


するとKさんは

「まぁ,さるがいるのですか?何匹くらい見ましたか?」と

ソフトな声で聞き

おばあちゃんは

「そやな,5匹はおったで。」とまことしやかに答え

それに対してKさんは

「それは恐かったねぇ。」と返事し・・・


それからは

おばあちゃんはさるの話は止めたので

お風呂に入ったかどうかは

わかりませんが

人によって

こんなにも対応が違うのかと

驚きもし

またこの人たちの大変さも知り・・・


なんだか母は

まだかわいいなと

思いました。


以前は

何かにつけ「ブザー」を押して

看護師さんや介護士さんを呼んでいたんだけど

今はもうそんな元気すら

ありません。


今となっては

そういう時の方がよかったなと

つくづく思います。


それにしても

四人部屋はやっぱり狭いなぁ。


それに

簡易トイレを置いていたり

下の世話の必要な人が

母を含めて二人いるので

やっぱり動物園的?な匂いがします。


なんだかなぁ・・・

せめて病室くらいはきれいな所がいいと

ついつい

思ってしまいます。(ー。ー)




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