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映画が一番!

キャロル 

2016年02月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の「キャロル/Carol」。
1950年代ニューヨークを舞台に
女同士の美しい恋を描いた恋愛ドラマ。

原作は「太陽がいっぱい」の作者である
アメリカの女性作家パトリシア・ハイスミスが
52年に発表した小説『The Price of Salt』。

”本年度アカデミー賞最有力!!”の
宣伝文句につられて観に行きました。
キャッチコピーは
”このうえもなく美しく、
このうえもなく不幸な人、キャロル。
あなたが私を変えた”。

1950年代、冬のニューヨーク。
将来は写真家になることを夢見て、デパートで
アルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)。

クリスマスを目前に賑わうデパートの玩具売り場で、
テレーズは娘の為に鉄道模型を買う
キャロル・エアード(ケイト・ブランシェット)の
相手をする。

キャロルを一目見たテレーズは
鮮やかな金髪、艶めいた赤い唇、真っ白な肌、
ゴージャスな毛皮を優雅に着こなす彼女に
魅せられ、憧れる。

ショーウィンドーに置き忘れた手袋をテレーズが
届けたのをきっかけに、キャロルは彼女を昼食に誘い、
そして自宅に招待する。

キャロルに迎い入れられて、話すうちに
恋人リチャード(ジェイク・レイシー)と逢う時とは
違う自分の感情の動きに戸惑うテレーズ。

キャロルは彼女に、関係の冷めた夫の
ハージ(カイル・チャンドラー)と娘の親権問題で
離婚訴訟中で、不幸な結婚、偽りの人生をテレーズに話す。

それを機にふたりの関係は急速に濃密なものとなってゆく。

「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットと
「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラとの
共演も話題となっていますが、
当時のニューヨークの魅惑的な衣装に場面に相応しい
名曲の数々に加えて流麗なカメラワークは
16mmフィルムを使って撮影しているので、
画面が当時の様子をリアルに再現しています。

これ等の舞台設定が整っているから、
二人の微妙に揺れ動く、
心理状態が観客に伝わって来るのでしょう。

特に二人が情を交わすシーンは情熱的だけど、
肉体と共に、精神をも見事に映像化していてますね。
同性愛を丁寧に描いて、純愛に昇華させて、
両性愛者のキャロルの葛藤する心の動きを
見る者に緊張感をもたらす展開は
さすが、トッド・ヘインズ監督です。

ケイト・ブランシェット(46歳)は
容姿も174cmと長身のスタイルも抜群、
演技力はアカデミー主演女優賞等受賞と
折り紙付きの素晴らしい女優です。
一方、テレーズ役のマーラは
第68回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞。

さて、お互いに悩みながら、
二人はどう、最後の決断をするのでしょうか?



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今晩は〜!

yinanさん

SOYOKAZEさん、

今の時代はいいですね。
カミングアウトしても受け入れられるようになりました。

同性愛の映画ですけど、
主演の二人がお互いの気持ちをぶっつけ合いながら
好きになる過程を丁寧に描いているので
上品に仕上がっていました。

YUHUA38さん、

「太陽がいっぱい」も原作は
主人公は女性の設定でしたか、
知りませんでした。よくご存知ですね。

本作の原作は65年前のベストセラーですから、
当時のアメリカでは同性愛は
問題はなかったのでしょう。
でも、映画化するのには今の時期まで
時間が必要だったのでしょうね。

2016/02/20 18:25:44

太陽がいっぱい、も…

さん

元々の原作は、女性同士の話だったらしいですね。
でも当時はさすがに受け入れられなかったので、映画は男性同士の物語に変えたのだとか。
自分も特に嫌悪感などはなく、生まれつきなら仕方ないじゃん、って感じです。
欧米は宗教的な縛りがあったから大変だったんでしょうね。
映画にちょっと、興味が湧きました。

2016/02/20 15:48:01

禁断の恋?

さん

同性愛は、私にはピンと来ませんが、そういう方がいらしても、それはそれでいいんじゃない?って感覚です。

でも、ご当人の葛藤はかなりのものでしょうね?
性的な物だけでなく、精神性まで描けたとしたら、素晴らしいですね。

2016/02/20 09:55:08

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