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独りディナー
「夜のティーパーティ」
2016年02月19日
テーマ:思い出すままに
今朝のヤフーニュースに、津島佑子さんの訃報が載っていた。
生年が同じ津島佑子さんは、その名を初めて知った30年くらい前から、ずっと同じ時代を生きてきた人、といった印象を持って眺めてきた気がする。
子供たちがまだ幼稚園に通っていた頃、私は東京の新青梅街道沿いにある団地に住んでいた。
子供が小さい上に、都心へのアクセスが悪いから、その頃の私の世界は殆ど、自宅と、スーパーと、子供用にしてはかなり大きな公園位だった。
だが、その公園にあった市立図書館が、その頃の私にとっては、まるで湧き出る泉の様な存在であった。
歩いて数分の図書館へ、私は自転車で出かけていき、貸出制限冊数いっぱいの本を、ママチャリの籠に乗せて帰ってくる。
自分で買ってまでは読まないだろう、と思われる本が次々と私の目に飛び込んできて、その陸の孤島ともいえる環境の中に居た私を、無限の世界へと誘った。
そこで、題名に惹かれて読み始めたのが、津島佑子さんの「夜のティーパーティ」だった。
その頃私がよく読んでいた桐島洋子とはちょっと違う世界観。
まるでウーマンリブの旗手でもあるかの様な扱われ方をされていた桐島洋子さんのエッセイだけれど、私には実に痛快で、好んで読んでいた頃だった。
でも、彼女が単身で三人の子供たちを育てている様子の表現が、時に社会に対して挑戦的になることも多く、読者としてちょっと疲れ始めてもいたのだった。
津島佑子さんの「夜のティーパーティ」を読んだのは、30年以上前の事だから記憶は朧だけれど・・。
保育園から一緒に戻って帰った娘と、夕食後にゆっくりお茶を飲む、その時間の大切さを描いていた小品だった様に思う。
早く寝て明日に備えた方が良いのはわかっているけれど、幼い娘と過ごす時間が、どんなに自分を励ましてくれるか、といった風な内容だったような・・。
そう、それから私は、このティーパーティという言葉に取りつかれたのだ。
パーティとは、中身が問題なのだと、教えて貰った気もした。
もともと西洋志向の強い私だから、湯飲み茶わんは揃ってなかったけれど、ティーカップは子供でも気楽に使えるセットをまず揃えたのだった。
子供たちが高校生の頃には、試験勉強をしている彼らのお夜食も、飲み物はお紅茶だった。
ここでも、子供達には個人差があって、娘の方は声をかけると、「どうもありがとう!」と言って部屋の戸を開けて、ティーパーティ用のセットを乗せたトレイを私から受け取り、自分一人で楽しむ事が多かった。
読書好きの娘だったから、本でも読みながら味わっていたのだろうか。
息子は大体、「ちょっと待って。今、そっちに行くから」と言い、部屋から出てきて私と一緒におしゃべりをするのが常だった。
まあ息子は、本は苦手だったからなあ。
いずれにしろ、私の日常のある時間を「ティーパーティ」という素敵なパッケージで包んでくれたのは、津島佑子さんだったのだ。
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彩さんの文章は、
本当に、食欲ならず飲食(?)をそそりますね。
ジンジャーハイボールですか。
明日試してみよう。
今日は、ワインを飲んでしまったので・・。
私は事情があって、余り外出がままならないので、もっぱらDVDの世界で遊んでいます。
2016/02/19 21:12:03
勇気づけられます
吾喰楽さん、今晩は。
そうですか、やはり桐島洋子は、吾喰楽さんも読まれましたか。
吾喰楽さんのイメージは、男性として自然体で、余りウーマンリブとかジェンダーとかには、縁がなさそうに思いましたが・・。
桐島洋子さんは、前のご主人が昨年亡くなったという記事を偶然読みましたが、やはり皆さん頑張っているのですね。
2016/02/19 21:08:05
若きシシーママと
幼きお嬢様とご子息の素敵な関係が
目に浮かびます。
今日はお昼時間帯にダンスレッスンがあり、
帰宅してからの遅いランチとなり、バジルパスタ+
ワインを。
そのままディナータイムに突入したので、ジンジャー
ハイボールにしました。
ちょっと酔いが回りましたので
また、コメントさせていただきます。(笑)
2016/02/19 17:55:11
桐島洋子
こんにちは。
初期の作品を、何冊か読みました。
「聡明な女は料理が上手い」というようなタイトルの本がありましたね。
最近、テレビで見かけました。
お元気そうでしたよ。
津島祐子は、読んだことがありません。
2016/02/19 12:30:36