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日本侠客伝 

2016年02月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「日本侠客伝」。
BSプレミアムで2016年2月17日(金)13:00〜放送。
『日本侠客伝』シリーズは7年間で
全11作制作されているが、日本が東京オリンピックに
沸いている時に制作された本作は第一作目。
高倉健主演のヤクザ映画で、
『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと
並ぶ高倉健の代表的な映画。

監督は「役者を育てる名伯楽」と言われた
マキノ雅弘で9作目まで監督を務めていますね。

晩年の彼の言葉に、
”売り切れる役者を作ることが僕の一生の仕事だが、
それの最期が女優では藤純子、
男優では高倉健ということになる”と語っています。

キャッチコピーは
”任侠鉄火やくざの花道をゆく、稲妻のような
獅子のような、男の中の男を描く!”。

深川で運送業者の木場政組は新興の沖山運送の
妨害に悩まされていた。
そんな中、争いを好まぬ木場政(井伊友三郎)が病死した。

沖山兄弟はますます、その勢力をのばしはじめた。
木場政の子分の弘法常(大木実)、鉄砲虎(松方弘樹)、
鶴松(田村高広)、赤電車の鉄(長門裕之)等は
いきり立ったが、
木場政の女房お柳姐さん(藤間紫)にきつく止められた。

そんな時に小頭の辰巳の長吉(高倉健)が
除隊して帰って来た。
木場政の衰退にに淋しさを感じる長吉は
恋中の「いろは亭」の一人娘おふみ(藤純子)と
会っても心から楽しむことはなかった。

沖山運送の横暴に、今は亡き木場政に恩義を返すため
客分の清治(萬屋錦之助)は長吉に迷惑をかけまいと
女房のお咲(三田佳子)に別れを告げ、
一人で沖山組に殴り込むが多勢無勢で清治は倒れる。

長吉は清治の悲惨な死体を見て、
”男の喧嘩は一生に一度しかない”と言った、
親分の言葉を胸に秘め、沖山組に殴り込みをかける。

”強きを挫き、弱きを助ける”が任侠の世界。
今の世の中、弱肉強食で金も権力も何もない、
ないないづくしの弱い我々にとって、
正義の味方とはいかないけど、映画の中で、
虐げられた者が逆転反撃するのを見て
溜飲を下げ、憂さ晴らし出来るところが、
このシリーズの人気の所以でしょう。

本作は、健さんが、初めて着流し姿で登場し、
角刈りのヘアスタイルにボクシングで鍛えた肉体美に
加えて、あの三白眼は迫力がありますね。

監督が演技指導で、徹底的に芝居の所作と
和服の着こなし方を教えたからこそ、
健さんの”粋でいなせ”な着流しスタイルが
生まれたのでしょう。

1964年(昭和39年)制作。



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八九三

yinanさん

SOYOKAZEさん、今晩は〜!

ヤクザとドスはつきもので、
当然、血しぶきが舞い飛びますから、怖いですね。
血に弱い私ですが、怖いもの見たさで観ています。

怖いもの知らずのSOYOKAZEさんだったら、
時が時なら、姐さんになれたかもしれませんね。

2016/02/17 21:34:43

ヤクザは苦手で

さん

だから、高倉健さんの映画を観ないのかもしれません?
任侠道と、言いますが、アウトローの生き方。
末端は、ごろつきと変らず、実家が家を建てた時に、随分嫌がらせを受けました。
当時から気が強かった私は、電話で対等に渡り合って、スカウト(?)されたエピソードを持っています。(苦笑)

2016/02/17 09:00:37

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