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冬の華 

2016年02月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

男子テニスのメンフィス・オープン決勝で
錦織圭選手は18歳の新鋭テイラー・フリッツに
ストレート勝ちし、大会史上初の4連覇\(^o^)/!

今日の映画紹介は「冬の華」。
BSプレミアムで2016年2月16日(火)13:00〜放送。
昨日に引き続き、健さん主演の映画。
以前、紹介しているので再掲です。

”霧笛が憶い出させる15年前のあの冬の日の出来事”。
”過去を背負った男と少女の、
宿命の出会いと別れを描いたロマン大作”の
キャッチフレーズに加えて、タイトルの「冬の華」と
くれば文芸作品と思ってしまいますね。

ところが、高倉健演じる義理堅い昔気質のヤクザが
暴力団抗争に巻き込まれていく映画と思ったら
意外や意外、普通のヤクザ映画ではないようです。

関東の東竜会幹部、加納秀次(高倉健)は、
会長を裏切り、寝返った松岡(池部良)を
”見逃せてくれお前と長い付き合いじゃなか、
娘がいるんだ”と
命乞いをする松岡を殺害する。

罪悪感に加納は3歳になる松岡の娘・洋子を
舎弟の南(田中邦衛)に託して服役する。
服役中、加納は「ブラジルにいるオジさま」と偽り、
洋子(池上季実子)と文通を続けその成長を見守っていた。
やがて、刑を終え出所した加納は足を洗うつもりだった。

加納は実兄(大滝秀治)のすすめもあり、
足を洗って木工職人になるつもりでいた。
出所した加納は親分・坂田(藤田進)のもとへ。
坂田はやくざ稼業に疲れて、
絵画の収集で気を紛らわしていた。
”どうだ一家をはる気はあるか”、
”おやじさん、迷っているんです”、
”足を洗おうかと思っているんだろう”と
坂田は理解を示すのだった。

だが、その親分が子分の山辺(小池朝雄)の
裏切りにより暗殺される。
加納は山辺を始末する決心をする。

”そうするより、しょうがねぇと思ったんだ、
何とか、見逃しちゃくんねぇか、
お前とは、長ぇ付き合いじゃねえか、
ガキがいるんでぇ、何とかなんねぇか”と
泣きつく山辺を刺殺する。

何故、どうして、2度も組織や親分のために
加納が自分を犠牲にして殺人を犯すのか?
多分、親分、組織のためでしょうね。
翻ってみると、政治家の秘書が自殺したり、
泥を被るのと同じことだ、なん〜って思いました。

私が気に入ったシーンは
馬車道の喫茶店コンチェルトで洋子をそっと見守る加納。
加納に気が付いた洋子が
”おじさま?そうでしょう”
”お嬢さん、何かの間違いでしょう”と
静かに去って行く加納。

ただ、脚本が倉本聰なので、クラッシクの
チャイコフスキー(ピアノコンチェルト第1番)に
シャガールの絵に、加えて足長おじさん役の健さんと
映画の背景をロマンス風に仕立てているところが、
単なるヤクザ映画で終わっていなので良かった。

それに加えて、クロード・チアリ作曲の
抒情的なギター曲が場面を盛り上げています。

1978年(昭和53年)制作。監督は降旗康男。



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チャイコフスキー

yinanさん

プリウス2001さん。今晩は〜!

お気に入りの映画のようですね。
ヤクザ映画ですが、
私は加納と洋子のプラトニックラブの映画だと
思っています。そのためには絵画と音楽は
舞台設定に欠かせないアイテムだったようです。

ピアノコンチェルト第1番を改めて聴くといいですね。

2016/02/18 17:33:33

最高です

さん

もう何回見たかわかりません クロードチアリさんのギタ−とチャイコフスキー

2016/02/17 22:18:23

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