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第9地区 

2015年11月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:SF・ファンタジー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「第9地区」。
BS日テレで2015年11月29日(日)19:00〜放送。
2010年4月に観た時の感想文です。

「第9地区」はSF映画ですが、本作で監督と脚本を
担当したのが新人のニール・ブロンカンプ。
難民のエイリアンを人間社会にある社会問題に置き換えて
描いているところがユニークでした。

正体不明の巨大宇宙船が南アフリカ共和国に現る。
南アフリカ政府がそのUFOを調査すると、
中には不衛生で弱り果てたエイリアンの群れ。
彼らは故障した宇宙船に乗った難民だったのだ。

エイリアンはヨハネスブルグにある第9地区の
仮設住宅に住まわされることになる。
だが、言葉も通じず、野蛮で不潔なエイリアンに
対して、人間に下級市民として見下されてながら
生活していかなければならなかった。

そんな中、エイリアンの管理は民間企業の
MNUに委託されるが、MNUは何もせず、第9地区は
スラム化していき市民とエイリアンの対立が激化。

MNUは第9地区から郊外にあるより劣悪な環境の
第10地区へ彼らの強制移住を決定する。
立ち退き作業を始めるにあたり、
MNUは社員のヴィカス(シャルト・コプリー)を
現場責任者に任命する。

まぁ〜、荒唐無稽のSFですが、
エイリアンが”エビ”と呼ばれるように姿かたちは
ザリガニみたいで、侵略者でなく難民として
設定されているところが面白いですね。

南アフリカのアパルトヘイト政策や
移民問題を意識しての映画。
ヴィカスが本作のキーマンで
彼がエイリアンとの関わりを通じて、いろいろな
問題を提起しながら、展開していくところが、
単なるSFで終わっていないのが良かった。

P.S
今、中東から押し寄せる難民に欧州の各国が
その扱いに苦慮していますが、難民問題について
この映画が先取りしていたように思えます。



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