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八月の狂詩曲(ラプソディー) 

2015年08月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!
雨になり、少ししのぎやすくなりました。

今日の映画紹介は「八月の狂詩曲(ラプソディー)」。
BSプレミアムで2015年8月20日(木)13:00〜放送。

村田喜代子の芥川賞受賞小説 『鍋の中』を
黒澤監督が映画化。

黒澤監督と言えば、
「時代劇の黒澤」のイメージが強くて、
『羅生門』、『七人の侍』、『用心棒』、『椿三十郎』、
『乱』などがすぐ頭に浮かびます。

現代劇も数多くあり、最後の作品となった「まあだだよ」
の前の作品が本作です。

キャッチ・コピーは「なんだかおかしな夏でした…」。

長崎の山村に住む老女・鉦(村瀬幸子)のもとに
一通のエアメールが届いた。
手紙は鉦の兄であるハワイの大富豪・錫二郎の
息子・クラーク(リチャード・ギア)からだった。

その手紙には余命短い錫二郎が、
死ぬ前に鉦に会いたいというものだった。
鉦の代わりに、息子の忠雄(井川比佐志)と
娘の良江(根岸季衣)はハワイへ飛んで行く。

残された4人の孫・縦男(吉岡秀隆)、たみ(大寶智子)、
みな子(鈴木美恵)、信次郎(伊崎充則)は
夏休みを鉦の家で過ごすことになった。

孫たちは鉦の家の生活に退屈しながらも、
原爆ゆかりの場所を見て回ったり、
祖母の原爆体験の話を聞くうちに、

原爆で祖父を亡くした鉦の気持ちを理解するようになる。

そんな中、突然クラークがハワイからやって来る。
会って喜ぶクラークは
”ワタシタチ、オジサンノコトシッテ、
ミンナデナキマシタ”と鉦に話しかけて
おじさんのことを知らなくて
”スミマセンデシタ”と謝る。
”よかとですよ”と、鉦は彼と握手する。

監督の晩年の作品で”反核”のイメージが強すぎて
評価が割れた作品ですが、それは観る人の感性でしょう。

ロケーションセットを建てて撮影は行われたのだが、
セットとは思えない出来栄えですね。
撮影に使われた念仏堂はリチャード・ギアの希望で
アメリカの別荘へ移築されたそうです。

1991年(平成3年)制作。



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