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地獄の黙示録 

2015年08月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「地獄の黙示録」。
BSプレミアムで2015年8月14日(金)23:45〜放送。
深夜放送ですから録画ですね。

ジョセフ・コンラッドの小説「闇の奥」をベースにして
舞台をベトナム戦争の狂気に置き換えて
フランシス・F・コッポラ監督が映像化。

監督が”この映画はベトナム戦争そのもの。
観客に戦争をリアルに体験してもらう”と
言うだけあって、アメリカの狂気を描いています。

アメリカはジェット機、ヘリコプター、ナパーム弾と
近代兵器をフル活用したが、結局、ゲリラ戦に敗北。
アメリカ兵の戦死者約5万7000人、精神障害者は
14万人と言われています。

1960年末、うだるような暑さのサイゴンの夏。
ドアーズの『ジ・エンド』の曲が流れる、
ホテルの一室から指令部に呼び出された
ウィラード大尉(マーティン・シーン)に
ジャングル奥地に私兵による王国を築いた
元特殊部隊のカーツ大佐(マーロン・ブランド)
の暗殺を命じられる。

彼は4人の部下、
クリーン(ローレンス・フィッシュバーン)、
ランス(サム・ボトムス)、
シェフ(フレデリック・ホレスト)、
チーフ(アルバート・ホール)を連れて
ナング河を逆上り、危険区域通過の護衛を頼みに、
空軍騎兵隊第一中隊の
キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)を訪ねる。

いやぁ〜、このキルゴア中佐はアメリカの狂気を
そのまま投射した人物ですね。

彼はワーグナーの「ワルキューレの騎行」を
大音響で流しながら、無数のヘリで農村を奇襲して
バリバリバリと機銃掃射する。
彼の目的はナング河でサーフィンをすること。

彼は何だかんだと言いながら、
”爆撃を要請しろ!と炸裂するナパーム弾の威力を
満足げに眺めながら、
”実感したよ、勝利を。この戦争もいつかは終わる。”と。

ウィラードは
前線を慰問するプレイメイト、
ドラッグに狂う兵隊、
戦場を撮るTV取材班など
戦争の狂気や無秩序な現実を次々と見ながら、
カンボジア奥地でカーツの異様な王国を発見する。

丸坊主のカーツが闇の中から現れ
“恐怖“について語り出す。
”地獄を知らぬ者に、何が必要かを言葉で説いて
分からせることは不可能だ”と。

広場では牛を蛮刀で殺す儀式。
ウィラードも暗殺の任務に取りかかる。

ロケは、フィリピンのジャングルで行われた。
アメリカ軍の協力が得られなかったため、
F-5戦闘機やUH-1ヘリコプターは
全てフィリピン軍の協力による。

コッポラは35億円の借金をして5年間かけて
この映画を完成させた。
カンヌ映画祭パルムドール、
アカデミー撮影賞・音響賞を受賞。1982年公開。



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人間は何故戦争を?

yinanさん

Reiさん、今日は〜!
私もこの映画で「ワルキューレの騎行」を知りました。
タイトルの「黙示録」とは、地上王国の滅亡後に
至福の世界が来るという、新約聖書の予言から来ているようです。

”人間の心には戦いがある。合理と不合理、善と悪、
善が勝とは限らぬ”の言葉に、戦争の狂気があります。
人間とは不可解な動物ですね。

お互いに傷付くのが解って戦争するのは
単純に”馬鹿!”だからでしょう。

2015/08/14 16:21:18

戦争の狂気

Reiさん

この映画を観て、あのワーグナーの曲を聴くと、ヘリの軍団が思い浮かぶようになりました。

あれが戦争の現実ですね。胸が痛みます。

2015/08/13 08:30:05

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