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たかが一人、されど一人
大人の分別
2015年07月09日
テーマ:テーマ無し
ここ数日お天道様の顔を拝むことが全くできない。東京の人間の行いが余程悪いのだろう。何でも7月に入って今日まで1週間以上になるが、日照時間の合計が25分程度とのことだ。街の散歩もうまい調子にはいかないので、図書館で本を読んだりする機会が多くなる。昨日もまた図書館で、最近あまり名前を聞くことが少なくなった武者小路実篤氏の随筆を読んだ。敗戦の直後昭和20年10月号の「文藝春秋」に掲載されたものである。氏は「仲良きことは美しき哉」など数々の名言で博愛主義者としての評価が定着していると思う。しかし氏はこの随筆で、率直に「一時我を忘れて、この戦争は正義の戦いとも思い、一定のところで引き分けぐらいに持ち込めるのではとも勘違いしていた。」と述べている。続いて「知っていることと知らない事を区別できず、他人の言う事を鵜呑みにしていた自分を大いに反省せねば。」といった内容を書いていた。改めてウィキペディアで氏のことを調べてみると、次のように書いてある。「1936年、ヨーロッパ旅行中に体験した黄色人種としての屈辱によって、実篤は戦争支持者となってゆく。1941年の太平洋戦争開戦後、実篤はトルストイの思想に対する共感から発する個人主義や反戦思想をかなぐり捨て、日露戦争の時期とは態度を180度変えて戦争賛成の立場に転向し、戦争協力を行った。」どんな戦争協力を行ったか知らぬが、戦争協力をしなかった人間は殆ど牢屋に入れられたのだろうから当然の話で、この反省の言は氏の人格を傷つけるものではないだろう。随筆を読んで共感したのは、自分の意見や行為は自分の知識や理解に基づくべきで、他人の言葉を聞いただけでそれを簡単に自分のものとしてはいけない、との自戒である。このことは大いに参考とすべきだ。冒頭に引用したものと同じくらい有名な氏の名言に「君は君 我は我也 されど仲よき」があるが、簡単なようで難しいことだと思う。少し関係が無さそうでもあるし独断に過ぎぬが、図書館からの帰り道にふと「分別」なる言葉が思い浮かんだ。彼が言わんとするのは「分別」を持てと言うことに違いない。一般にはものごとの是非や道理を判断する事と定義されているようだが、自分が知らない事や分からない事を素直に認めることと理解したい。大人と子供の違いは、正にこの点にあるのではないかとも思う。思えば己の知っていることなどほんの塵芥みたいもので、世の中知らないこと分からないことだらけだ。おまけに最近は知識を増やそうにも穴の開いたバケツに水を汲むが如く、見聞するそばから見事に消えて行ってくれる。ある意味では老人の特権で、悩みが増えないので有難いようなものかもしれぬ。ところが、政権の座にある国家の若き指導者たちとなると、そうはいかない。現実と空想が入り混じり、その分別の無い発言が多すぎる。総理の発言を聞いていると、聞き分けのない幼児が駄々をこねているように聞こえることばかりだ。もういい大人なんだからよく考えてから言葉を発し、余り無茶なことを国民に押し付けることの無いよう願いたい。
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