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昭和2年生まれの航海日誌

途絶えたグランドゴルフ 

2015年07月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


  もう、タオルケットに替えようかな、と思いながら床に
 ついた。
  夜明けに目が覚めると、咳が出た。
 軽く咳き込むことはなかったが、どうも気になる咳で
 ある。 

 ” 寝冷え”をしてしまった。
 朝食後、一番でクリニックへ急いだ。
  待合室で驚いたことには風邪患者の多いこと,室内は
 スチームで空気調整がされていた。

  院長先生,何処で調べたものか、「一人暮らしの老人」
 で、 あることを知って居られた。

 「帰り、介護センターへ行きなさい」と指示された。
 行って、訪問介護の必要があるかどうかについて話合
った。

 「訪問介護までは、現状では必要ありませんが、訪問、
補導はしていただきたいものです」と要望を述べた。
 「それはできません」との返答だった。

 要被介護者の予備軍が居るのだから、そんなシステムが
あってもよさそうだが。

  「緊急」 「相談」の一方通報設備は完備をさせてある。

 ”寝冷え”で服用した薬で、弱りかけていた胃腸の具合も
よくない。
 今日はグランドゴルフだ。それに当番でもある。
 早めに行って、準備を整え、仲間にプレイは当分の間
休むことを告げて帰った。

 2年間で、とうとう中断することになったか。
 天候で中止となることは案外少なく、年間で7,8回位の
ものであった。

 「病気で休むとはなあ」
 体調以上に生気込んで、いつもは晴れ晴れとした気持ちで
帰った並木道をすごすごと歩いた。

 とうとう途切れたか、そんなものだろう。土台が無理な欲求
だったのだ。 いつ逝ってもおかしくない晩年なのである。
 沈み、沈んでいく老朽鉄鋼船、あれだ、あのようなものだ。

 帰宅すると、窓越しに真っ直ぐに伸びた若いポプラの枝が、
大揺れに揺れていた。さして風があるものではなかったのに。

 今年伸びた若い枝、葉である。
 風だこれだけこすりつけ合っても、顔色一つ変えない
ではないか。

 よしよし、俺もポプラから元気をもろおう。
 晩年、お釣りの人生だが、精一杯で努力して日一日を
楽しく過ごそう。

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