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心もよう
〜雨の日〜 < 詩 >
2015年06月08日
テーマ:テーマ無し
雨の日
誰もいないお部屋でひとり
雨音を聴きながら珈琲を淹れて
青春時代にハマった曲を流したら
賑やかなサウンドに心が躍ってしまう
テーブルに絵具や粘土を並べると
趣味の粘土細工に夢中になって
まるで子供に戻ったみたい
お気に入りはお洒落なピエロ人形
フリルのついた上着にダブダブズボン
はみ出した真っ赤な口紅と派手な化粧が
似合っているけど何故か可笑しい
寂しくなると誰かにメールして
返信は期待していないと嘘言ってみる
窓辺では 鮮やかに水化粧した紫陽花が
ツツジたちと美しさを競っていて
陶器の蛙が雨空を仰ぎ笑っている
どこまでも群青色した雲が続き
風音は聴こえてこない
もうすぐ貴方が帰ってくる時間だけど
しばらくこのままで居させて欲しい
まだ雨が降っているから、、、、
(この詩は某新聞に投稿し
掲載されました)
27,6,8A‐14
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