メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

慶喜

知らないで過ごした安保改定(4) 

2015年05月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



日米安全保障条約改定での岸の誤算 

岸は、社会党との話し合い解散を受け、55年体制後初の総選挙となった
自民党は絶対安定多数の287議席を得て大勝
社会党の方針転向と警職法改正で、岸は一転窮地に


















日米安全保障条約改定(ネットより引用)

岸は、社会党や共産党との対決姿勢を打ち出した
総選挙に示された国民の意志は、急激かつ冒険的な変革を欲しないということです
集団の圧力によって国会活動を不当に掣肘するような傾向が見受けら事は遺憾です
非民主的な活動には毅然たる態度で臨む
国民の信を得たことによる自信の表れと奢りでした

日米安全保障条約改定に取りかかった
外相の藤山が訪米し、国務長官のジョン・ダレスと安保条約改定で合意交渉が始まった
安保条約改定についても、米軍の占領状態が事実上続く旧安保条約をより対等に改定する
与野党はもとより、大多数の国民が支持してくれると考えていた
社会党でさえも安保条約改定を声高に求めていた

社会党書記長の浅沼稲次郎は、岸をこう質した
不平等条約の改正をやることが現在日本外交に与えられた大きな使命です
日本民族独立のために、不平等条約の改廃を断行するため、決意を持っていないか?
石橋政嗣も衆院内閣委員会で「不平等条約を平等なものにしたいという国民の熱願」と安保条約改定を求めた
後に社会党委員長として「非武装中立論」を唱えました

条約改定は、米国相手であり安全保障という国家の存亡にかかわる条約だ
岸は、機が熟すまで安保条約改定に関して曖昧な答弁を続けざるを得なかった
岸は、若い世代は安保条約改定を強力に支持してくれるはずだと信じていた

アイクとの会談で、岸はこう語っている
「憲法改正を実現するには3分の2の議席が必要なのだが、保守政党はここ数年若者に人気がない
(旧安保条約の不平等性)日本は独立できていないと言い立てるナショナリズムがわき起こっている

安保条約改定を支持してた社会党が態度を一変
社会党が安保条約「廃止」に変更したのは、ソ連の人工衛星スプートニクの打ち上げ成功からです
米ソの軍事的パワーバランスを逆転させ、中国国家主席の毛沢東が「東風が西風を圧した」と宣言した
ソ連が「日本の中立化」を促す対日工作を活発化し、社会党は反米路線を旗幟鮮明にた

ソ連、中国の露骨な“選挙介入”
「長崎国旗事件」が発生すると、中国外相の陳毅は日中貿易の全面停止を通告
ソ連が、米軍の核兵器が日本国内に存在するか否かを問う口上書を日本政府に突きつけた
社会党は総評などとともに「安保改定阻止国民会議」を結成し、激しい反対闘争を繰り広げる

もう一つ大きな誤算は、臨時国会に提出した警職法改正案
警職法では、警察官の職務権限は大きく制限されていた
岸は、安保条約改定を控え、騒乱を避けるには、警察官の権限を強める必要があると考えた
安保条約改定に先立ち、国会に警職法改正案や防諜法案を提出し、野党・左翼勢力と対決した

警職法改正は「三悪」(汚職・貧乏・暴力)追放の一環でした
「オイコラ警察ハンターイ」等のキャッチーなフレーズも手伝い、反対運動は一気に広がった 
社会党が審議拒否に出ると、自民党の反主流派の領袖は「法案の無理強いは避けるべきだ」と申し合わせた
岸は、警職法改正を断念、法案は審議未了で廃案となった
この譲歩が、自民党内の反主流派を勢いづかせる結果となった

岸は、大野に「次はあなたに譲る」と明言し、政権禅譲の密約を書面で交わした
自民党内の混乱を防ぐため、岸は総裁選を早めた
「対抗馬の動きを封じる策略だ」と受け止められ、池田、三木、灘尾弘吉の3閣僚が辞任した
池田の後ろには、なお隠然たる影響力を持っていた元首相の吉田茂がいる
党人派の実力者大野が、池田らと呼応し反主流派を形成した
岸は、総裁の座を守ることができたが、権の行く末には暗雲が広がっていた

先鋭化する社会党「米帝は日中の敵!」
「台湾は中国の一部であり、沖縄は日本の一部であります。
それにもかかわらず、それぞれの本土から分離されているのはアメリカ帝国主義のためだ。
アメリカ帝国主義について、お互いは共同の敵とみなして戦わなければならない」
社会党書記長の浅沼稲次郎は中国・北京でこう演説し、万雷の拍手を浴びた

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ