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雑感日記
考えてみれば一番長く付き合っている人、thiraiさん
2010年11月30日
テーマ:テーマ無し
★先週の日曜日、淡路で西日本Z1ミーテイングがあって、Zが1000台以上も集まったらしい。
Z1の開発者の稲村さんや種さんやキヨさん、メ―ちゃんなどの有名人たちのトークショ―もあって賑やかだったようである。
その様子をthiraiさんがブログにアップされたので、それをexciteのブログで紹介したら当のthiraiさんから、コメントまで頂いた。
★平井稔男さん、最近はネットの世界で 『thirai』 こんなハンドルネームで通っているが、私と同じ77歳、自ら 『カワサキの真打ち』 と称しておられるが、そう言われても仕方がない実績なのかも知れない。
延々とカワサキに関するブログを毎日発信しているが、
『Team Greenを愛するばかな男の夢』という題でこスタートしたのは、2009−8−9のことである。
ひょこむに誘ったのも、ブログを勧めてスタートのお手伝いをしたのも確かに私なのだが、平井稔男さんに初めてお会いしたのは昭和36年か37年(1962)なのでもう50年近くも前のことである。
その時平井さんは既にカワサキ明発の営業で、もう何年もの経験を積んでいたのである。
カワサキのファクトリーライダーの第1号などと言われては、速かったかはどうかは別にして、こんな写真つきでブログまで書かれると脱帽せざるを得ないのである。
このブログに、あの山本隆君が『へ―こんなレースがあったのですね。知りませんでした。』とコメントを寄せているのだが、ブログを始めたばかりの平井さんは、返事をする術が解らなかったのだろう、そのままで放置されている。
でもこれは、私も最初に武雄の樋渡さんからコメントを頂いた時には、どうしていいのか解らずに、そのままに放置して失礼してしまっているのである。
★そんなころの平井さんもよく知ってはいるのだが、仕事の上で直接関係が出来たのは、10年ほど後の私が大阪営業所長、平井さんが兵庫営業所長のころであった。
カワサキにもWやZの大型スポーツ車が出来て、実用車のカワサキからの脱皮を図っていた時代である。
平井さん率いる兵庫県は、それまでの50ccや125ccの実用車を売るために自転車屋さんを中心に作り上げた平井さん独特の販売網は強力で、事実販売台数も大きかったのだが、
大型スポーツ車を売るための二輪専門店の候補店は、逆に皆目なくて自転車屋さん一色だったのである。
新しい特約店の販売網を創り上げるためには、既存の店を殆ど捨ててしまわねばならぬのだが、それを平井さんにやって貰うわけにもいかなくて、平井さんは大阪営業所長に移って貰って、藤田孝昭くんが代わって担当したのだが、候補店がないので仕方なく、従業員からの『のれん分け制度』で対応することになったのである。
その1号店になったのが財満君の灘カワサキで、その後、明石カワサキ、西宮カワサキ、加古川カワサキ、姫路カワサキ、さらにはキヨさんやメ―ちゃんの店など、兵庫県はカワサキのOBたちで販売網を構成ていったのである。兵庫県の中心販売店が殆どカワサキOBという販売網は独特の雰囲気をもったもので、その核となったのは平井さん門下生のセールスや営業所出身者たちだったのである。
現在、全国オートバイ協同組合連合会会長として、国会の大物議員先生と一緒に活動されたり、小池百合子さんとも対談したリする吉田純一さんは、間違いなく平井さんの神戸営業所長時代の門下生なのである。
仲間の間では今でも『純ちゃん』で通っているが、そんな純ちゃんの育ての親なのに、そんな事を言ったりしないのもまた平井さんらしいのである。
★その後平井さんには、いろいろ手伝って貰ったのだが、職名としてはそんなに格好のいいものではないのだが、他の人ではやれないようなことばかりを頼んでいる。
カワサキが表向きレースが出来ない苦しい時代を『Team Green』を創って、裏でカワサキのレースを支えてくれた。
このチームグリーンがなかったらその後のカワサキのレース活動も難しかったかもしれない。 平井さんが一番思い出のある職名は『Team Green 監督』だろうと思っている。
カワサキが本格的に安全運転に力を注いだ時は、安全運転を担当してくれた。『その時4輪を持っていたら、違反などするかも知れない。』と自分の4輪を手放してしまった平井さんにはビックリした。
お客様相談室を開設した時は、どこの社も女子が対応し、難しい問題は専任者に繋ぐような方式が多かったのだが、カワサキは技術でも、営業でも、レースでも、安全運転でも、カワサキのすべてに独りで対応できる平井さんに担当して貰ったのである。 当時のカワサキのお客様相談室は、その対応はダントツに評判が良くて、文句を言ってきたお客さんから贈り物が届いたりしたのである。
基本的に明るくて、いつも前向きで、何よりも言葉に明るさと覇気すら感じられる平井さん独特の話術は、ちょっと真似のできないものである。
最後は、サーキットの建設でも独りで頑張ってくれて、難しく新しい仕事ばかりを担当されたのに、いつも期待以上の成果を発揮できる貴重な存在であった。
★そんな平井さんと、今ではNPO 法人The Good Times の理事さんで援けて貰っている。
その平井さん、今は創業者の西海さんが亡くなったあとの名門兵庫メグロの社長さんを引き受けられている、現役なのである。
私はどなたとも、お付き合いは結構長いほうなのだが、考えてみるとthiraiさんが、ダントツで一番長いのかも知れない。もうすぐ50年にもなる。
その次ぎが60おじさん山本隆君かも知れない。お二人ともNPOの理事さんなので、今後もずっと続くのだろう。
旧い仲間は、本当にいいものである。
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