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木漏れ日の中で
いらいら
2010年11月24日
テーマ:テーマ無し
多分、最近の私はイライラしていたのだと思う。
昨日の祭日、久しぶりに娘と孫のナオが遊びに来た。
今年の四月にナオを保育所に入れて働き出した娘達とは土日しか会えなくなり、その土日は私がほとんど予定が入っていて、娘たちともなかなか会えなくなってしまった。
そんな祭日の一日、「やっと会えたね〜」と言いながら娘とナオが遊びに来た。
ナオが来たら一緒に貼ろうと買っておいたクリスマス用のジェルシールを、ガラス窓にべタベタ貼っていると電話が鳴る。
受話器を取ると、ある会のAさんだった。
近づいてきたある行事の件である。しばらく話して電話を切ると、娘が「今の誰?」と言う。
「Aさん」と答えると、「えっ、あのAさん?」と娘。
「そうだけど、なに?」と私。
「お母さん、電話の口調、ちょっと厳しかったよ」と言う娘に、電話の途中でちょっとカチんと来たことを思い出した。
内容的にはなんでもないことなのに、彼女の言い方が気に入らなかったのだ。
このところの私は、いつも人の話の聞き役ばかり。それが、グチやらマイナス言葉のオンパレードで、いささかうんざりしてきていた。
どうして皆そんなの? そんななんでもないことを気にしたり、心配したり、言っても仕方がないことをさも重大そうに言ったりばかりするわけ〜?
「あんなこと言わなければよかった、こんなことしなければよかった」と、どうしていちいち人の反応ばかり気にして気に病むわけ〜?
そんなモヤモヤした気持が渦巻いていたのだ。
友人としてもっとスパッと忠告してあげた方がいいのだろうかと思っては、心の弱っている人にそれを言ったら又どれだけ落ち込むだろうと思えばそれも言えず、ただ耳を傾け、気持の安らぐようなことを言ったり、力づけることしかできない。
相手はそれによって、「聞いてもらってすっとしたわ。ありがとう」と帰って行く。
その分、思ったことを十分に言えず、マイナス言葉に毒された私の心には、だんだん澱のようなものが溜まってきていたのだろう。
娘のその言葉にはっとしながら、「実はね〜」と話し始める。
ここ最近、友人が訪ねてきてはグチのはけ口みたいにいろんな後ろ向き発言を聞かされたこと、その上、一番の親友のJ子さんが今心がとても弱って、いつもいつも力づけなければならないこと、それがけっこう堪えていること、などなどを娘に話した。
娘は孫に手が取られてちょっと話が途切れると、「ごめん、ごめん、それで、さっきの話の続きだけどどうなった?」と、私の言うことのすべてを聞き漏らすまいと一生懸命に聞いてくれる。
「これだ!」と私はうれしかった。
私はいつもこの娘に話すことで心のバランスが取れていたんだ。それが、最近しばらく会えず、娘と話をしなかったことで私の心の中のマグマは爆発寸前になっていたのだろう。
娘は「お母さんはグチやマイナス言葉が大嫌いだもんね。だいぶモヤモヤが溜まっていたようやね」
娘のその言葉になんだかいっぺんに心が軽くなった。
結局、私のグチやマイナス言葉のはけ口がなかったことが、私のイライラの原因だったんだな〜とすこしおかしく思いながら、そんな母のみんなの分まで溜め込んだグチを、平然と気の済むまで聞いてくれた娘は大物だな〜としみじみ・・・
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