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毎日を”特別な日”の様に生きること 

2015年03月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書

「フランス人は10着しか服を持たない」という本を読んだ。

ベストセラーとして、新聞に紹介されていたので、早速購入してみたのだ。

以前、誰かのブログで読んだタイトル名だったし・・。

何処かで「毎日を”特別な日”として生きる事」というキャッチコピーを見かけたので、興味もそそられた。


でも今日、ざっと読んだ範囲では、その文章はみつからなかった。


西洋志向の強い私にとって、面白い内容でもあったし、森瑤子と共通したライフスタイルにも、共感が持てた。


シックな生活に感嘆するアメリカ娘の見解は楽しいし、

本のタイトルにもなっている、無駄を省き上質なものだけに限った、洋服や食事や生活環境を、ごく自然に味わいながら毎日を過ごす、フランス人の様子には、大いに自制を促された。


只、読み進んでいくにつれて、「シックな生活をする為には、本を読もう」、「旅をしよう」、「プライベートな話題は避けて、ミステリアスな雰囲気を醸し出そう」といった、いかにして教養人たるべきかといった、指南書めいた話題が並び始めたのには、いささか閉口した。

本のタイトルが、原題通りに、「レッスン フロム マダム・シック」だったならば、納得したかもしれない。

もっとも、そうであれば、読み始めなかっただろうけれど。


それにしても、あのキャッチコピーは一体何処にあるのだろう。

私は何度もページを繰って、探してみたのだけれど・・。

結局、著者がお手本として描いているシックなフランス人の生き方とは、もしかしたらあのコピーは逆の発想ではないかと思い当った。


私の思い違いであったのかと、探すのを諦めて本を片づけようとしたら・・。

何と、本のカバーの見返しに、その文章が記されていたのだった。

どうやら、このコピーは、タイトルと同様に、原著者のつけたものではなかったようだ。


翻訳物のもつ、面白さである。


ベストセラーになった大きな要因も、オリジナルからは遠く離れた、このタイトルにあったらしいから。



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記憶に残る、タイトルですよね

シシーマニアさん

SOYOKAZEさん、こんにちは。

このタイトルをつけたのが、翻訳者か出版社かは、わかりませんけれど、原作者にしてみれば、晴天の霹靂だったのでは・・?

中身は、タイトルから想像する世界観とはちょっと異なりますが、アメリカ人がパリジェンヌのライフスタイルを賞賛している内容なので、いずれにしろ面白く読みました。

2015/03/08 15:00:03

この本は、タイトルの勝ちですね・・。

シシーマニアさん

Reiさん、こんにちは。

Reiさんのブログで、この本を知ったのです。
すぐにネットで検索してみたら、例のキャッチコピーを見かけて、興味をそそられました。
でも「毎日を特別な日の様に生きる」というのは、考えてみれば自然ではないですよね。
「毎日を律して暮らす」という事なのでしょうね、きっと。それが、周りから見ると、「特別な日の様に」見えるのでしょう。
と、私は解釈しました。

2015/03/08 14:32:21

インパクト

さん

タイトルのインパクトは大きいです。
キャッチコピーとして、優れていても、内容とかけ離れているのは「なんだかな〜」

私は、十着の服で一年過ごせる?
四季が無いはずないのに。
これは、きっと比喩で、無駄のない、豊かな暮らしを言っているのだろう?
そう解釈していました。
もっと、あるがままの自分を大切にした暮らしをイメージしたのです。

2015/03/08 13:15:13

読みましたが

Reiさん

こんにちは。

私も読んで感想を書きましたが。
すごく参考になって、ぜひ真似したいと思うこともあり、無理かなあ…と思うこともありでしたね。

マダム・シックのようにはとてもなれませんが…(^_^;)

2015/03/08 11:32:10

ミスも、愛嬌・・?

シシーマニアさん

吾喰楽さん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
この本に関しては、完全にタイトルとキャッチコピーに魅かれて、読み始めました。
日本人だからこそ、読者の心を捉えたのでしょうね。

ピアノの件ですが、間違い率はゼロに近い程、完成度は高くなりますよね。結構、演奏家はアスリートに似ていて、ゼロに近づけるために、たいへんな練習量を重ねます。
でも、問題はその先、なんですよね(トホホ)

2015/03/08 10:56:34

タイトル

吾喰楽さん

おはようございます。

本の売れ行きは、タイトルに大きく左右されるそうですね。
日本でも、編集者が著者の同意を得て、タイトルを替えることが少なくないようです。

話題がずれますが、ご容赦ください。
昨日、ピアノの鍵盤を如何に正確に叩くかを競うテレビ番組を観ました。
間違い率は、約1%でした。
多いのか、少ないのか、私には判りません。
また、間違いにも、私は気付きません。
ただただ感心して、観ていました。

2015/03/08 09:50:30

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