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正しく理解するということ・・・　

2014年12月12日
テーマ：テーマ無し

　　　　　　↑
　何をしているところでしょうか?説明を聞きもしてしまったのでよくわかりませんが，気になります。(｢アンコールワット」の壁画)


先日テレビで

他のことはなんでもできるのに「読み書き」だけ困難な障がいのある人の半生を

ドキュメントタッチで

放送していました。


学校でも家庭でも社会に出ても

「ちゃんとしないからできないんだ。」「怠けてるからできないんだ。」「やればできるのに・・・」と

言われ続け

その結果「自分はダメな人間なんだ。」と悩み続け苦しみ続けて

生きてきたと

今は立派に社会生活を送っているその人は

語っていた。


どれほど苦しかったことだろう・・・と

その人のそれまでの数十年を思うと

胸が張り裂けそうになる。


当たり前のことのように思うことが

実はそうではないということ

それは自分の物差しで測った基準で

判断しているということ


「なんでできんの。」「何回も同じ失敗して・・・○○ちがうん。」「ぼおっとしとるから失敗するんや。」・・・

でも・・・

本人の努力だけでは

どうなにならんことだって

あるんよ。


正しく指導してるつもりが

実は間違った方向に人を導いてはいないだろうか・・・


障がいのあるなしは別として

人の特性はそれぞれ違うということを

まずは理解しなければならないと

先日のテレビを見て

痛感しました。


そういう私は・・・


長い教員生活の中で

そんな過ちを犯さなかったかと・・・

いろいろ考え

また胸が苦しくなりました。


教員生活の中だけでなく

子育てにおいても・・・


私は

いろんなところで娘たちを傷つけたかもしれないと・・・


せめて孫たちには

そんな悲しい思いをさせたくないと

思っています。


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