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『噫無情』（ああむじょう）状態の「じゃがりこ」君　

2014年12月10日
テーマ：徒然なるままに

今どき、ヴィクトル・ユーゴーの有名な小説を『噫無情』とは言いません。『レ・ミゼラブル』ですよね。縮めて「レミゼ」。
最近、なんでも縮め過ぎではないか、そうも思いますが、今日の本題とは関係ない（koyampiのブログに「本題」があったか？　と聞かれると一言もございませんが。）ので、これ以上は深入りいたしません。

私が子どもの頃、児童向けの簡約版は、『ああ無情』になっていました。夢中になって本を読んでいたあの頃が懐かしいです。

ブログの表題は、格好を付けて、『Les Miserables』としたかったのですが、今日の「悲惨な人」である「じゃがりこ」君は、男性単数なので、「る・みぜらぶる」となってしまいます。

後者を表題にすると、「『る』じゃなくって『れ』ではないか」との問い合わせが殺到する恐れがありますので（ない、ない！）、昔懐かしい『噫無情』を採用させていただきました。

前置きが長くなりました。

じゃがりこ君と会うのは久しぶりです。

この間、すれ違うように会った際、奥さんから三行半を突きつけられていると聞いていたので、心配をしておりました。

彼の話によると、悲惨の三乗状態だったとのこと。

第一の悲惨・・・
私は、前々から、「奥さんにばれたらとんでもないことになるからやめな」と言い続けていたのですが、「じゃがりこ」、年甲斐もなく、スナックのママさんに夢中になっておりました。

秋口に、その女性から、
「困っているので、お金を貸して。」
と言われたとのこと。
貸します、普通？

ところが、「じゃがりこ」、鼻の下を伸ばして貸してしまったんだとか。百万円！

その後少し経って、件の女性が、
「あのね、この間、家族でヨーロッパ旅行に行ってきたの。楽しかったわぁ。」
と言うんだとか。

鼻の下が伸びきった「じゃがりこ」でも、この話を聞いてカチンと来たらしい。
「困っているっていうから用立てたのに、それはないだろう。」
と言ったところ、その後は、なしのつぶて。

相手を怒らせておいて、幕を引くという、まあ、常套手段でしょうね。

ああ無情・・・っていうか、おたんこなすです。

第二の悲惨・・・
傷心の「じゃがりこ」、よせばいいのに、一人で車を運転し、東北に失恋旅行に行ったらしいのです。
そして、塀に激突、車は大破。幸い、本人にはまったく怪我はなかったのですが、のこのこ、電車で帰宅する羽目に。

ああ無情・・・っていうか、神様が懲らしめのためになされたのか。

第三の悲惨・・・
しょげ返って帰ってきた「じゃがりこ」君に、奥さんから厳しい一言。
「一人で勝手に東北に出かけて、もし、もっとひどいことになっていたらどうするのよ！　あんたなんか、出ていきなさい！」

何となく、奥さんの肩の方を持ちたくなってしまいます。

味方になってくれると思っていたkoyampiにまで同情してもらえず、
「じゃがりこ」君、ああ無情。

今日の彼の話によると、離婚話はうやむやになっているようで、まずはよかった。

お酒も少し飲んだ昼食後、またしても、「じゃがりこ」は、薬屋さんで栄養ドリンク一パックをお買い上げ。川越で買わず、自分の最寄駅で買えばいいのに、重そうです。

続いて、花屋さんに入り、葉ボタン6鉢を追加購入。

両手に大荷物を持った「じゃがりこ」、もう帰るのかと思ったら、
「川越の名所を回りたい。」と言うのです。
だとしたら、お土産を買うのは後回しにしてほしいもの。

ということで、また逆方向に歩き出してしばし、
「あっ」という声が聞こえたかと思ったら、両手に大荷物を抱えて手の出ない「じゃがりこ」が、顔面から路面に倒れてしまっておりました。

後を歩いていた方も心配して駆け寄り、ちょっとした騒ぎに。

これまた幸いなことに、軽い擦り傷だけで済みましたが、0.5センチほどの段差に躓くとは、お昼のお酒が効いている証拠。とても観光どころではありません。駅近くまで見送り、帰宅させました。

三つの「ああ無情」だけでも驚いたのに、四つ目をしでかした「じゃがりこ」君、「また、どこかに旅行に行こうよ。」と言うのですが、考え込んでしまうkoyampiなのでした。

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  主なしとて

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