ボイボイ日記・ダバオリターンズ

スマートフォン事情 

2014年11月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



日本で去る9月末に発売されて以来絶大な人気を誇っている米アップル社の「iPhone 6」及び「iPhone 6 Plus」がおよそ2カ月遅れでフィリピンの携帯キャリア大手2社(GLOBEとSMART)で11月14日から販売することが決まり、予約受付販売が始まりました。フィリピンでiPhoneはGLOBEかSMARTの携帯キャリアで購入出来ますが、いづれもポストペイ式のプランとなっていて、SIMロックがかかっています。それぞれのキャリアには似たようなプランがあって、機種代が割安になっていますが、日本と同じように「2年間」の縛りがあるので、旅行者や中期滞在者には不向きで、更にフィリピンで発行されたクレジットカードも必要となるので、日本人にとってはかなりの制約があります。その点アップルの直売店の「iCENTER」ではSIMフリーのiPhoneが購入出来、こちらは「プリペイド式」で簡単に買ったその日から利用出来ます。ダバオ市内のWifiスポットは無料を含めてかなり増えて来ているので便利さも増しています。
フィリピンでは大学生の9割以上がスマートフォンを持っているそうです。その理由はパワーポイントで授業を行うことが多く、教室での配布資料や黒板の記録をタブレットやスマートフォンで行わなければならなくなっているからです。しかしスマートフォンは日本円で1万円以上もする高額なため、大学生の中には食費を削ってまでスマホ代を貯めている学生もかなり居て、しかも授業の資料を撮影することが多いので、5メガピクセルなどカメラの画質を競い合っています。カメラの画質が決め手になっているもう一つの理由は自分撮りの”Selfy”です。通常スマホの裏に付いているカメラはもちろん、スクリーン側に付いているカメラの画素数も価格に次ぐスマホ選びの基準で、現在ではメイン8MB、フロントVGA以上が主流のようで、撮った写真はFacebookやWeChatなどで友達にシェアして自己顕示をしています。フィリピンでは月収が日本円換算で2〜3万円が平均なので、どのブランドのスマートフォンを持っているかでその人のステータスが判断出来ます。iPhoneの価格は日本とほぼ同じ8万円ほどするため最上級のブランドで、Sumsung、SonyのXPERIAなどが高級ブランドと位置付けられています。Huawei、LG、HTCなどアジア外国ブランドが続き、現実的には国産のスマホメーカーであるCherry MobileやMy PhoneとStar Mobileは一番良く売れる価格帯である5,000円から20,000円でスマホを提供していることからCherry mobileやO+などフィリピンブランドに落ち着くようです。それでは、一般のフィリピン人はスマホで何をしているのでしょうか?その答えは海外や遠隔地にいる家族親戚友人と連絡を取り合うためです。フィリピンの人口の1割はシンガポールや香港、中近東など海外で家政婦や専門職として出稼ぎをしており、実にフィリピンのGDPの約半分の430億USDを送金していると言われています。海外にいる彼ら”OFW ”(Overseas Filipino Workers)<海外労働者>と連絡を取るには「電話」では経費がかかり過ぎます。そこでお金もかからず写真などで日常的に消息を取り合える「Facebook」が最適で、最近ではFacebookの無料通話機能もフェイスブック利用の後押しをしているようです。フィリピンは人口が約9410万人(2010年推定値)、総面積が約30万平方キロメートル、大小7100を超える島々からなる群島国家です。ASEAN諸国の中では人口はインドネシアに次いで第2位、人口増加率も2005〜2010年は1.727%(2005-2010年推定値)と高い数値を保っており、人口増加による安定的な経済成長が予想されている国です高年齢層の人口が顕著に多い日本のピラミッドに対して、フィリピンは若年層ほど人口が多くなるきれいな三角形となっています。今後30年にわたって被扶養者が減り続け、働く人が増える人口ボーナス期が続く見込みです。フィリピンのインターネット利用者数はすでに2500万人になるといわれており、国民の4分の1が何かしらの形でインターネットを利用しています。インターネット固定回線の普及率は4%程度とまだまだ低い数値ですが、インターネットユーザーの多くがネットカフェやオフィス、最近ではポケットWi-Fi型の3Gネットワークサービスなどを通じて接続しています。一方、携帯電話の普及率は非常に高く、2010年時点で人口の9割弱にあたる約8300万人にのぼります。ユーザーのほとんどがテキスト送信サービス(SMS)の利用を目的に携帯電話を使っていて、フィリピンの1日のSMS流通量は1日あたり約7億件。これはヨーロッパ全体の1日当たりのSMS流通量に相当し、世界で最もSMS利用が盛んな国といわれています。その中で3G携帯の普及率は、2010年時点で全携帯端末保有者の7%程度に留まっています。2012年直近の保有者数は公開されていませんが、2013年現在は15%程度であると予想されています。ユーザーの多くは2G携帯が主流で、AndroidやiPhoneのスマートフォンの普及率は3G携帯保有者の3割程度といわれているので、まだまだこれからという感じです。予測では2015年には普及率は3倍以上となり50%を超えるとされていて、34才以下に限ると普及率は88%になると予測されています。前述のようにフィリピンのインターネットユーザーの94%がFacebookを利用しています。それに対してアメリカは54%しか利用していません。フィリピンのチャットアプリはFacebook chatが82%で一番となり、続くのはViberとSkypeが27%、最後にWhatsAppとWeChatが20%となっていて、フィリピン人はソーシャルネットを一日4時間以上も利用しています。これによりフィリピンはアジア太平洋地域でもっともソーシャルに時間を使っている国民となっているそうです。フィリピンでのスマートフォンの普及率は15%と言われています。(日本は25%)東南アジアでは、韓国の73%、シンガポールの72%と普及率が飛びぬけていますが、ガラケーの普及率ではフィリピンは群を抜いています。市内のショッピングモールの中には写真のように「スマートフォン」販売が激化していて、各社共低価格を前面に打ち出してしのぎを削っています。前述の通り若年世代の占める比率が圧倒的に多いフィリピンでのスマートフォンの普及はこの先1〜2年で急速な伸びを見せることでしょう。

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