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雑感日記
エボラ出血熱
2014年10月28日
テーマ:テーマ無し
 
 ★『エボラ出血熱』 ニュースが日本でもいろいろと報じられるようになったと思っていたら昨日はこんなニュースが流れた。
 
 
陰性でよかったと思う。
 
世界で患者が1万人を超えたとか言う。
いろいろ言われているが よく解らないので検索して調べてみたらWikipedia には5万字を超す非常に膨大な記述が載っている。
今回初めての発生かと思ったら、1976年に最初の患者が出た のだという。
以下、Wikipedia に記述されている膨大な記述から、ごくごく解り易いところだけを、引き出して紹介してみる。
詳しく知りたい方は、直接検索されることをお薦めする。
 
●エボラ出血熱、または エボラウイルス病は、ヒトにも感染し、人類が発見したウイルスの内で最も危険なウイルスの1つである。
●エボラウイルスが発見されたのは1976年6月。スーダンのヌザラ という町で、倉庫番を仕事にしている男性が急に39度の高熱と頭や腹部の痛みを感じて入院、消化器や鼻から激しく出血して死亡した。その後、その男性の近くにいた2人も同様に発症して、それを発端に血液や医療器具を通して感染が広がった。最終的にヌザラでの被害は、感染者数284人、死亡者数151人と言うものだった。
●当時のザイールのエボラ川からこのウイルスの名前はエボラウイルスと名づけられ、病気もエボラ出血熱と名づけられた。
●その後エボラ出血熱はアフリカ大陸で10回、突発的に発生・流行し、感染したときの致死率は50 - 90%と非常に高い。
●またフィリピンでは、感染したカニクイザルと豚が見つかっている。また、現地ではサルの燻製を食する習慣があるため、これを原因とする噂がある事も報道に見える。
●患者の血液、分泌物、排泄物や唾液などの飛沫が感染源となる。死亡した患者からも感染する。 基本的に空気感染をせず、感染者の体液や血液に触れなければ感染しないと考えられている。死亡した患者の会葬の際や、患者の血液や体液に触れたことによりもたらされたものが多く、空気感染は基本的にない。 患者の隔離に関する措置が十分に行われていれば、感染することはない。
●何故防護服を着た医療従事者に感染するのか、原因は解明されていない。しかし、マラリア原虫を媒介するハマダラカが、吸血したての人の新鮮血を媒介しているという学説が浮上している。 吸血後、何時間以内に刺咬されたら感染する確率があるのか、研究成果が待たれている。
●咳やくしゃみはエボラ出血熱の症状にないため、それらによる感染率は低いと言われているが、別の要因によって咳やくしゃみが起これば、感染する可能性もある。そのため、人ごみをできるだけ避け、他人との直接的接触、1メートル以内への接近、屋内での長時間接触もなるべく控えることが望ましい。
●眼鏡やマスク、手袋なども予防に使われているが、ウイルスの付着している表面には触らないよう注意が必要となる。感染者の嘔吐物、血、肉、唾液、粘液、排泄物、汗、涙、母乳、精液などから感染するため、見ず知らずのそれらに気をつける必要がある。また、病院や患者宅のトイレの便座に気をつける必要がある。
●ニューヨーク市は、感染者との接触があるなど感染の可能性がある場合は、潜伏期間を過ぎるまで公共交通機関での移動やレストラン、食料品店、映画館などの人の集まる場所への外出を控え、朝夕二回検温して検疫所に報告し、熱や症状の出た場合は最寄りの保健所に連絡して指示を仰ぐ必要がある。アメリカの一部の州などでは潜伏期間中も隔離措置が行われている。
●犬はエボラ出血熱を発症しないものの、エボラウイルスに感染する可能性を否定できないため、患者のペットの犬は、安楽死が行われている。
●潜伏期間は通常7日程度(最最長3週間以上)。潜伏期間中は感染力はなく発病後に感染力が発現する。発病は突発的で、発熱 悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振などから、嘔吐、下痢、腹痛などを呈する。
●エボラ出血熱ウイルスに対するワクチン、ならびに、有効な医薬品などは確立されていない。しかしエボラ出血熱に感染した後に回復した元患者には抗体があり、元患者の血液や血清の投与が唯一の有効な治療法とされている。
1995年にコンゴで感染が起きた際には、回復した元患者の血液を8人の患者に輸血し、そのうちの7人が回復をしている。また2014年には感染した米国人医師らに血清の投与や輸血などが行われている。2014年9月、WHOは「回復した患者の血液や血清を有効な治療方法」と認定し、「早急に試すように」との勧告を出した。
2010年5月29日、ボストン大学の研究チームが、エボラウイルスの中でヒトに対する病原性が最も強いザイール型のエボラウイルスに感染させた中国のアカゲザルの治療に成功したと「The Lancet」誌上で発表した。
富山化学工業が開発したインフルエンザ治療薬『ファビピラビル』は疫病のマウスモデルにおいてエボラウイルスを排除する効果が確認されている。エボラ出血熱感染者の治療に使えるよう申請する意向で、承認されれば、エボラ出血熱の感染者治療で米当局が承認する初の医薬品の一つとなる見通し。
WHOのキーニー事務局長補は2014年8月12日の記者会見で、2種類のワクチンが臨床試験直前の段階にあると述べた。
 
★時系列にはこのような状況であり。2014年に急激な拡大を見ている。
●2002年4月、世界保健機関は、ゴリラの死体からウイルスを発見した。エボラ出血熱の流行地帯に暮らす人々は、ゴリラやチンパンジーなどの野生生物を食用とする習慣があり、また実際に発症した人の中には、発症する直前に森林で野生動物の死体に触れたと証言した者もいることから、ゴリラやチンパンジーも感染ルートの一つとなった可能性がある。
●2002年から2005年の間に約5,500匹ものゴリラが死亡したと報告した。
●2007年9月の発表では、エボラ出血熱による激減および密猟のため、ゴリラは最も絶滅危険度の高い絶滅寸前に分類されている。
●2007年から2008年にかけて、マニラ北部の養豚場など数箇所でブタが相次いで死亡した。エボラウイルスに感染していることが確認された。家畜へのエボラウイルス感染が確認されたのは世界で初めてである。 その後、1989年、1990年、1992年、1996年にフィリピンからエボラ・レストンに感染したサルが輸出されていたことが明らかになった。
●2008年のコンゴ民主共和国での流行では、32人が感染し14人が死亡した。
●2011年から2012年にかけてウガンダで流行し32人が感染し22人の死亡が報告された。
●2014年
●2月からギニア、シエラレオネおよびリベリアにおいて、エボラ・ザイールが流行し、4月9日現在の確認死亡者は101人、4月9日現在の感染者は157人である。
●4月24日現在の確認死亡者は142人、死亡者を含む感染者は242人である。
●4月下旬には収まったように見えたが、5月に入ってから流行は急拡大し、
●7月、WHOは2月からの死亡者が518人に、死亡者を含む感染者は844人に拡大したと報告した。これは過去の最大年間死亡者数を上回る規模となった。
●9月21日現在感染5カ国合計感染者6263名、死亡者2917名。
WHOは未報告例が多いことを認め、CDCは実数は約2.5倍(1.5-2万)であろうと推定している。
●2014年9月末、国連総会が開かれ、エボラは2大議題の一つとなった。
 
★ 今後どんな推移をたどるのだろう。
最初の発生の年から言えば、もう40年以上も経っているので、人間の英知で解決してくれることを期待したい。
 
 
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