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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

感涙! ルリタテハ、旅立ちました。その3 

2014年10月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:koyampi昆虫記

ガラス戸を開け、ルリタテハに、「もう飛び立ってもいいんだよ。」と呼びかけましたが、ガラスの存在を理解できないルリタテハは、ガラス戸をすり抜けて、直接飛び立ちたいかのよう。
離れようとしません。

これでは埒があきませんので、ガラス面から、布に乗り移ってもらうことにしました。その布を表に出し、そこから旅立ちをさせようという考え。

素直でいい子です。ちゃんと、差し出した布に移動してくれました。

考えてみると、この子のこれからは、おそらく辛い試練の連続です。

ジョロウグモやオニグモは、捕虫網を張り巡らし、虎視眈々と、獲物がかかるのを心待ちにしています。

スズメたちは、田圃の稲穂から炭水化物を心ゆくまで摂取していますので、「次は、お肉が欲しいなあ。」と思っているに違いありません。

これらの危険から逃げおおせたとしても、冷たい北風の吹く厳しい冬を乗り越えなければならないのです。

いっそ、我が家で育ててあげたい。

いえいえ、それはいけません。エサも用意してあげられないし、狭い家の中では、あっちにぶつかり、こっちにぶつかりで、あっという間に自慢の翅がぼろぼろになってしまいます。

koyampi、やっぱり、外に放すべきです。

布を青空の下に掲げ、蝶の旅立ちに備えます。

どんどん布の頂上付近に登り詰める蝶、さあ、飛んで行きなさい。

何ということでしょう、布を登り詰めたと思ったら、私の手に乗り移ってくるではありませんか。

ほろっとしてしまいました。愛しい!

手からなかなか離れようとしないので、玄関先の花の咲く場所へ。

手を、そおっと花の方へ移動したその瞬間、ルリタテハは、美しい翅をサッと広げたと思う間もなく、驚くほどのスピードで飛び上っていきました。

空を見上げても、もう、あの子の姿はありません。

うんうん、そのスピードがあれば、どんな危険も乗り越え、元気に生きていってくれるに相違ありません。

子育てが終わった、そんな気分です。



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ルリタテハちゃん

さん

我が家のワンコですと
いつも家の中にいるので、
それが当たり前のように
思ってしまいますが、
ルリタテハちゃんですと
自然に帰すのが
一番の幸せですものね。

感動的な旅立ちに
私もエールを送りたいです^^

2014/10/18 08:55:16

感激の写真

慶喜さん

自然科学博士(koyampi58様)

観察記録の写真シリーズ、素晴らしいですね
昆虫の成長の写真、気象現象の写真等
観察力の情熱には、敬服致します

お子様の写真集も力作でしょうね

明日は「増上寺」に行き徳川家お参りしてきます

2014/10/17 19:22:43

まるで

さん

嫁ぐ娘を見送る父のようです。

「koyampiとうさん。
今日まで私を大事に育ててくださってありがとうございました」
と言ってお別れしたんでしょう。

2014/10/17 13:47:46

ツバメの思い出

koyampi58さん

我太郎さん、おはようございます。

巣離れをしたばかりのツバメが、どこかに
ぶつかったのか、歩道上で気を失って
いました。

家に連れて帰り、一晩看病したら、元気に
なったので、玄関から放そうとしたら・・・

電線に、親鳥と思しきカップルのツバメが
待っていたのです。

一泊したツバメを放したら、一緒に仲良く
飛んでいきました。

それから数日間、彼ら彼女らは、いつも
我が家近くの電線にやってきて、元気な
姿を見せてくれました。

これにも感激したものです。

2014/10/17 10:28:16

止むをえません

我太郎さん

蝶は育てたことがありませんが、野鳥は色んなのを育て、また飼いました
ヒヨドリは殺す結果になり、雀や烏はなついて放すタイミングが難しく、話では仲間外れになるとかで飼育は止めました
近年は野鳥の飼育はご法度となり、飼いたくても飼えませんね
遊び場ではギフチョウやオオムラサキを飼育放蝶しています
大変手間がかかるようですが続けて欲しいものです

2014/10/17 09:49:23

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