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たかが一人、されど一人

健康寿命 

2014年10月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

今日は台風19号の影響で、「体育の日」には程遠い悪天候になってしまった。つい先日弟から「男性の平均健康寿命は71.2歳」と聞かされ、平均健康寿命を初めて知った。何でも介護を受けず自立して生活できている人の平均年齢であるらしい。婆さんも知っていたくらいだから、知らない人の方が少ないかもしれぬが、兎に角知らなかったし、意外に若い年齢であることに驚きもした。そしたら先週金曜日発売になった「文藝春秋」11月号に、関連する記事が掲載されていたので興味深く読んだ。慶応大学医学部の出身で現在は大学病院は退職されているようだが、癌についてユニークな発言を続けてきた近藤誠氏の寄稿文である。タイトルに「健康診断が私たちを不幸にする」<「健康長寿」医者も薬も信じるな>とある。近藤先生の著書は書店で立ち読みする程度で、1冊も読んだことは無いが、癌になっても余り気にすることなく放っておけ、見たい主張をされていると理解している。先ず平均健康寿命であるが、平均寿命との差が男性で9.1年、女性は12.7年(2010年)とあるから弟の言っていたことは本当なんだろう。更に興味深かったことは、世界1とばかり思っていた日本人の平均寿命を男女別に見ると男女差が7年と大きく、男性の寿命はきわだって短いそうだ。平均値の世界ランクはどうでも良いが、自立して生活できる年齢が思っていたよりずっと若く、介護を必要とする年寄りが多いことには考えさせられるものがある。毎年区から案内の来る無料検診を几帳面に受けて、定期的医者通いをしている身からすると、近藤先生のご趣旨には全く反している立場ではある。しかし先生の説くところを読むと成程と思うところも沢山ある。先生によれば、日本は藪医者を製造しすぎたが故に、厚生省や薬屋がグルになって老人の要介護者を増やしているみたいに論じている。勿論それを真に受けるつもりはないが、健康寿命と本当の寿命を出来るだけ接近させることは大事なことだ。最近友人の訃報を聞いた時にも思ったが、只長生きすれば善いと言うものではないだろう。人間の最後を自分で決めることはできないし、その時になってみないと分からないが、意思表示が困難になっても長期間に亘り他人の意思だけで生かされるのは辛いかもしれぬ。これも本当かどうか分からないが、欧米では自分の手で食物を口に運べなくなると、あと無理して食物を体内に注入する医療は流行らないと書いている。統計的に見れば、こちらも間もなく介護が必要になる年齢のようである。介護する側の宗教観とかいろいろあって難しい問題であるが、自分も楽で且つ近しい人たちや国家に余計な迷惑は出来るだけ掛けずに済ます方法が上手く見つかればいいのだが、難しそうだ。取り敢えずは今の生活を出来るだけ長く続けるしかあるまい。最後に終末医療の関係で書いてあったが、人間水の補給を絶てば病人は2日と持たずに亡くなってしまうそうだ。お医者さんだけに妙に説得力があった。

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