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街の記憶
地下にサンフランシスコのケーブルカーが
2014年10月13日
テーマ:渋谷駅東口大改造に潜入!
渋谷の街の一番谷底にある、東横デパートは、道路付きが悪く、業者の荷物搬入のトラックが横づけできませんでした。
西館は、ハチ公と並ぶ、待合わせスポットモヤイ像の横から、通行人をストップして、なんとか搬入している光景はお馴染みですが
東館は、全く不可です。そこで昭和の賢人は考えました。
国道246の南側、渋谷川の西岸から、246の下を抜けて東口バスターミナルの下を通り、荷物の搬入路を掘りました。
その搬入出方法は、なんとケーブルカー方式!
あの、霧の街サンフランシスコのケーブルカーと同じ方式です。
トンネルの床の下に、ケーブルがループに埋設され、環状のケーブルが常時、ぐるぐる回っています。
搬入口から地下に降ろされた、貨物(商品)は、地下でゴムのタイヤの付いたトロッコ(写真)に載せられ、オペレータがレバーを操作するとトロッコの下部の床のグリッパが溝の中で進行方向に周っているケーブルをガッチっと掴み、トンネルを東館方面へ自走していきます。
デパート側では着いたトロッコのレバーをリセットすると、床下で廻っているケーブルのグリッパが解除され、トロッコがとまるので荷物を降ろし、売り場へ搬入されます。
写真;80年前の鉄筋
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