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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

ルリタテハ その後 

2014年10月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:koyampi昆虫記

ルリタテハの終齢幼虫の写真をギャラリーにアップしたのが、9月30日。

その後の変化ですが、10月2日の朝、蛹になる準備をしているルリタテハを観察することができました。

9月30日にはド派手な衣装を纏っているかのようでしたが、
「もう、あんな衣装で原宿を歩く歳じゃあありませんもの。」
ということなんでしょうか、シックに決めています。
もはや、ほとんど動きません。

この蝶の蛹は、末端部を草に密着させる他、頭部にも糸を回してガッチリと体を固定するという、大企業や官公庁に就職して「安定」を求めるタイプではないようです。

頭を下にして一点のみでホトトギスにぶらさがり、風に吹かれても、それだけで耐えようという「チャレンジ」精神旺盛な方(?)。

この日のうちに、蛹化を完成させ、まったく動かなくなりました。

ところが、試練の日は、あっという間にやってきました。ルリタテハの蛹さんがぶら下がっているタイワンホトトギスは、台風の接近に伴い、強風に悲鳴を上げ、茎も折れんばかり。

私は、親戚に生じたトラブルだけではなく、ルリタテハの蛹ちゃんの運命にも、ハラハラドキドキ。

で、どうなったのか・・・

無事でした!

終齢幼虫の時代とはまったく異なる端正な姿で、羽化の日を静かに待っていたので、私も胸を撫で下ろしています。

蛹となってから羽化するまでは、一週間ちょっとですから、今週末には、瑠璃色の衣装をまとった成蝶となることでしょう。

ところで、蛹の体の中では、とんでもない変化が起こっているんですってね。

毛虫や芋虫の格好から蝶の姿に、少しずつ少しずつ変わっていくのではないんです。

一部の神経組織を除き、蛹の中では、一度、体がどろどろの液体になってしまい、その混沌の中から、蝶々の姿を一から作り直すとか。
驚きです。

※ 「終齢幼虫、もう見たくない!」という声も
 聞こえてきそうですが、追加写真でアップして
 おきます。



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凄いですねぇ!

さん

蛹の中で一旦ドロドロになって蝶に再生!
驚きです!
大自然の営みはまだまだ未知なるもので溢れ、至る所で静かに密やかに感動が生まれつつあるのですね。

ここから蛹君(?)にエールを送ります。
頑張って綺麗な蝶になっておくれ!

2014/10/08 19:24:42

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