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のびたの日記

老いるは自然 失われて行くは切ない 

2014年09月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



みんなどうしたの? 何時もより元気が無いね
ここは入所の方ばかりの老人介護施設 普段でも程度が重い方が目立つ
それでも 何とか歌を歌っていたり 心の中で歌っている様には感じていた
 
昨日は その小さな声も出てこない 皆さんの唇は動いていない方も居る
認知症が進んでいる方も見受けられる
毎月通っていて 数年にわたる顔も見ているので 個々の様子も分かる
 

 
介護施設は本来は社会復帰に向けての心身のリハビリで有るが 良くなるケースは稀である
少なくとも それぞれの症状を進行させない抑止が実態であり 徐々に程度が落ちて行く
あの人は 少しはしゃべれたのに あの人は歌も歌えたのに と 私の心は切なくなる
 
ボランティアへ行く時は 自分自身が健康で 元気と笑顔が無ければならない
どんな実態を見ても自分が落ち込んだり 悲しんだりしていては 永く続けられない
全てを受け容れ いつも 笑顔を浮かべて 癒しと活気を与えることが役割である
 

 
そう心で揺るがせないようにしているが 昨日は少し切なく寂しくなった
老いて行くことは 誰しもが避けられないことであり 自然のことである
ただ 人としての心を失われて行くことは 他人のことでも切なく哀しい
 
意味のないセリフを繰り返していたり 奇声を発し続けたり 全く無言の世界に居る人もいる
どうぞ 神様が居れば この方たちをこちらに向けさせてと 祈りにも似た気持ちで対面する
何かがきっかけで 人としての心を復活させて欲しいと私は願う
 

 
ボランティア慰問の話は他にも知るが せめて歌う ゲームでも出来る 笑う こんな普通が欲しい
ここでは それが通じない だから 他のボランティァは誰も訪れない
それでも 改善の兆しを見たこともあり 私も もうすぐ10年にもなるだろう
 
施設のスタッフが また 何人か替わっていた
慣れない新人が 数名居る こうした施設では スタッフも定着しないように思える
待遇も良くは無いだろうし 忍耐力 体力も必要である大変な仕事である
 
スタッフが替われば 微妙に入所者の心理にはマイナスで働くと思う
高齢で有っても 認知症で有っても 人の心のあたたかさは 通じていると思う
認知症 特効薬の開発はまだ聞こえてこない 人は人として生涯を終わりたい
 

 
入所の方の娘さんか きっと見舞いに来ていたのだろう
ずっと一緒に車椅子に寄り添って 私の歌の時間を過ごしていた
終わったら遠くの方で 何度も何度も笑顔で頭を下げていた
 
最前列の方に終わって握手をしたら 手を放そうとしない 握りしめて来る
手が不自由な方には 私が両手で包む あたたかさが伝わる
元気で居てね また来るから 涙を流していてはダメだよ
 
      最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m



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