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映画が一番!

硫黄島からの手紙 

2014年08月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

皆さん、お盆で墓掃除にご先祖のお迎えの準備と
忙しいでしょうね。

今日の映画紹介は「硫黄島からの手紙」。
原題は「Letters from Iwo Jima」。
日テレ系で2014年8月15日(金)21:00〜放送
15日の終戦記念日に相応しい映画ですね。
2006年12月に見た時の感想文です。

クリント・イーストウッド監督が
『父親たちの星条旗』(Flags of Our Fathers)に続き
日本側の視点から描いた映画。

親米派でありながらアメリカを
最も苦しめた指揮官として知られる
知将・栗林忠道中将が家族に宛てた手紙をまとめた
”「玉砕総指揮官」の絵手紙”を基に、
本土防衛最後の砦として、死を覚悟しながらも
一日でも長く島を守るために
5日で終わるとされた戦いを36日間にわたって
戦い抜いた男たちの物語。
家族のために届けたかった想いとは…。

激戦地となった硫黄島の説明をすると、
硫黄島は東京から南に約1250キロ、
グアムから北に約1380キロの位置にある
東京都小笠原村に属する硫黄列島3島の中の一つで、
南硫黄島、北硫黄島に挟まれている。

大きさは東西8キロ、南北4キロ。
現在も活動が活発な火山島で、
島内には至る所に温泉があるという。
島で一番の高地は標高169メートルの摺鉢山で、
その山頂に旗を立てたのが「父親たちの星条旗」の
主人公たちである。
山頂からは、小さな硫黄島のすべてが見渡せるという。

物語は2006年の硫黄島で埋めてあった手紙が
発見されることから始まる。
兵士がそれぞれの思いを託して家族宛に書き残した、
届かなかった手紙である。

第二次世界大戦末期の1944年6月に
栗林忠道中将(渡辺謙)が着任する。

"本日付で私は自分の兵が待つ任地へ向かう、
国のために忠義を尽くし
この命を捧げようと決意している。”と。

圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、
栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めて、
米軍の進行に備える。

画面の色調がモノクロ風で
憂鬱な戦場の感じを良く出ていました。

もう一人の主人公は
若い兵士・西郷陸軍一等兵(二宮和也)でしょう。
彼は愛する妻とささやかなパン屋を営んでいた。

ある日、
”おめでとうございます、召集令状です。”
”お国のため、精一杯ご奉公してまいります。”と

突然過酷な戦場へ駆り出されて、理不尽な上司に
いびられながら必死に生き延びようとする。
そんな中、妻・花子(裕木奈江)へ届かない手紙を書く。

”もはやこの島は孤立したも同然です。”
”花子俺たちは掘っている、そこで戦い
そこで死ぬことになる穴を。”
”花子、この手紙が届くことはないだろう。
でもお前と赤ん坊のことが気がかりだ。”と。

終に決戦の時は来た。中将は将兵を前に、

”祖国のため我々は最後の一兵になろうとも
この島で敵を食い止めることが責務である。
生きて再び祖国の地を踏めることなものと覚悟せよ”。

他にロサンジェルス五輪の馬術で
金メダルを取ったバロン西(伊原剛志)や
玉砕にこだわり、直進する伊藤中尉(中村獅童)。
もと憲兵の清水(加瀬亮)とそれぞれの人物の
個性がが絡み合って破滅へと向かって行く。

日米共に譲れない土地だったため、
総力戦となったこの硫黄島決戦。

1945年2月18日、米軍の上陸作戦から始まった戦いは、
米軍約3万3000人、日本軍約2万2000人がつぎ込まれた。
日本軍司令官の栗林忠道中将の機略によって、
当初米軍が予定していた日数を1カ月以上も延ばし、
36日間に及ぶ戦いとなった。

結果は、
米軍は死者約6800人、負傷者約2万6000人という
過去最高の損害を被った。
また日本軍も死者約2万1000人を数え、
ほぼ全滅に近い状態で戦闘を終えたのだ。

この映画はイーストウッド監督の
反戦のメッセージですね。
今日の新聞に先月、中国の武力侵攻を想定して
硫黄島近海で日米が演習とありますが
何とも複雑な心境です。

人類は過去の歴史から何も学ばないのでしょうか?



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戦争

yinanさん

SOYOKAZEさん、
今でも、世界のどこかで戦争をしています。

一番の犠牲者は住民です。
昔は一般住民には危害を加えないと言う、
暗黙のルールがあったように思いますが、
今は無差別に攻撃しています。

日本も危ない橋に一歩踏み出しつつありますね。

2014/08/14 06:23:09

テレビで観ました

さん

戦争とはかくも無残なものかと戦慄を覚え、亡くなって行く兵士一人一人に愛する人がいて、なんで戦わなければならないのかと哀しく思いました。

日本人、それぞれの正義や美学、理解できたり非道に感じたり、女の私には只ひたすら皆生きて戻って欲しかったです。

戦争はもう要らないのに、今も地球上のあちこちで無残に散って行く命の多さに人の愚かさを感じます。

2014/08/13 15:23:54

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