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第64回 昭和35年春 馨先生との別れ(1) 

2014年07月07日 外部ブログ記事
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中学2年の3学期も楽しいクラスだったが、間もなく3年になるので、みんなクラスがばらばらになる。
日曜学校と同じように、クラスで進級祝いを兼ねたお別れの茶話会をしたくなった。
クラスの女子に話すと、みんなすぐ賛成した。
家で、買い物や食事作りを手伝っている女子が多く、準備は簡単のようだ。
私は、プログラム作りや会場の家庭科調理室を借りに行く役になった。
初めは、先生と女子だけでしようと計画したが、先生が男女全員の方が喜ばれると思い、女子が準備をして、先生と男子を招待することにした。
そんな時、真知子ちゃんが天国に行ったのだ。
私は、茶話会どころではなかった。
しかし、私がボーとしていても、準備はみんなの方が上手だから、大丈夫だ。
クラスの女子は、計画通りお菓子の買出しなど準備を進めた。
プログラムはすでに出来ていたし、調理室も借りていた。
「進級祝いとお別れ会」のお知らせ役は私だったので、終業式が終ってから、みんなに知らせら。
「今日の午後1時から茶話会をしますので調理室に集まってください。女子みんなが準備して、先生と男子の皆さんをご招待しますので、是非参加して下さい。」と伝えた。
男子は「ヘエー。」と驚きつつ、嬉しそうな表情をした。
そんな中一匹オオカミ的な存在のハヤト君は誰とも話さず、教室を出ようとした。
背中が「俺はこんとこー。」と告げていた。
私は、大急ぎで彼のところに行き、「男子全員を招待したのよ。必ず来てね。」と伝えた。
「俺もかー?」と返ってきた。
「そうよ、ハヤト君もよ。きっと来てね。」と念を押したら、彼は頷いた。
「じゃまたあとでね。」と言って別れたが、ちゃんと来てくれるか少し心配だった。

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