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ひつじ雲に振り回されて　

2014年01月15日
テーマ：徒然なるままに

午前中は、どんより曇って、雨か雪が降ってもおかしくない空模様。

これでは、自転車に乗って、金融機関まわり（余裕ありそうに見えるかもしれませんが、あっちのお金をこっちに回して、引き落とせなくなるのを防ぐだけ。羽が生えて飛んで行くのを見守る母鳥の心境です。）もできそうもない・・・

と思っていたら、午後から晴れ間が。

様子を見に外に出てみたら、ひつじ雲がぷっかぷか。
教科書に載せたいくらいの完璧な美しさ。

ここでパチリと撮っておけばよいものを、街中に行って、時の鐘か埼玉りそな銀行川越支店とセットで撮ろうと目論んでしまったドジな私。

身支度を整えて外に出てみたら、さっき真上にあったひつじ雲がめえめえ言いながら、ずっと東の方に遠ざかっているではありませんか。

こうなったら、追跡するしかありません。ペダルを踏み踏み、私も東へ東へ。まるで牧羊犬のように。

ところが、この牧羊犬、何の役にも立ちません。羊たちを連れ帰るどころか、羊たちが柵をぴょんぴょん跳び越えるのを、指を咥えて見ているだけの情けなさ。

予想以上の雲の動きに翻弄されてしまったのです。

でも、捨てる神あれば拾う神あり。
（一神教が主流の国では考えられない諺ですね。）

夕方の散歩に出かけたら、どんどん近づいてくるではありませんか、東の空に逃げて行ったはずの羊たちが、また西の空から。

先ほどのひつじ雲よりは模範的ではないけれど、何とか写すことができました。

ひつじ雲の夕焼けを期待していましたが、今度の羊たちも、ものすごくせっかちで、
「茜色に染まるのはどうもめぇ〜。白いままで失礼せねばなるめぇ〜〜。」

牧羊犬、羊たちに弄ばれております。

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