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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

神社の壁面彫刻が盗まれて 

2013年12月09日 ナビトモブログ記事
テーマ:川越こぼれ話

喉の嫌な痛みは軽快しましたが、まだ、咳が残っています。

川越市内、元町の菓子屋横丁近くにあるお医者さんに行ってきました。

友人から、「元町二丁目六塚稲荷神社本殿」の壁面彫刻が盗難にあって無くなっているという話を聞き、状況を確認してきました。

同社本殿は、文政二年に再建されたとの棟札が残されています。江戸時代後期の建物だということが分かります。

雨ざらしなので、かなり傷んでいますが、その彫刻は「江戸彫」の初期の姿を今に伝え、小ぶりの枡組も精緻です。
浦島太郎と亀の出会いの場面が微笑ましい限りです。

町内で管理してきたので、監視の目が行き届かず、不心得者に、壁面の一部が切り取られてしまい、無残な姿となっています。

不心得者は、ある意味「目利き」で、削り取った壁面を高く売りつけてほくそえんでいるのではないでしょうか。

もう、一時代前の日本とは違う世の中になってしまったんですね。悲しいことです。

もっと早くに保護が図られていれば、「市指定」どころではなかったと思われるのに、残念な話です。

     ※ ※ ※ ※ ※

写真は、六塚稲荷神社本殿の全景。
そして、不心得者にはぎ取られた壁面。

彫刻や枡組のアップは、追加写真をご覧ください。



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古美術の窃盗

koyampi58さん

慶喜さん、コメントありがとうございます。

唖然とします。
どんな気持ちで剥がしていったのでしょうか。

しかも、一番人通りの多い側の壁面を。

このような不心得者がいると、保存のためには
仕方がないこととはいえ、きっと、文化財と
私たちとを隔てる距離が長くなりそう。

寂しいですね。

2013/12/13 09:33:05

言葉なく?空しい?情けない?

慶喜さん

koyampi58様

お早うございます

神社の、文化財、保護方法にも、問題も少し
有るのかも知れませんが、それ以前の問題
ですね
神社は、皆が参拝する為に有る物ですから
盗難防止にも限度が有ると思います

防止策として、月並ですが、『教育』と
『皆の関心』による監視の目ですかね?

2013/12/10 06:42:39

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