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今は昔の話・「自転車荷車税」 

2013年10月06日 外部ブログ記事
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家を片付けていたら こんな袋が出てきました。
ウン十年前の納税袋(市税)です。
納税は国民の義務ですから驚きませんが 驚いたのは「自転車荷車税」のことです。

年配のお方ならご記憶がおありと思いますが、自転車や荷車(リヤカー・馬車・牛車)にも かつては税金が科せられていたのです。

で、「自転車荷車税」のことを調べてみますと明治6年に既に国税としての車税が決定され、同時に付加税として府県税を徴収することが認められています。

実施は明治8年で、【自転車1台につき1年で国税1円 ・東京府税1円】と あります。
<「当時の価格」 はがき1枚:1銭 ラムネ1本:20銭>

大正8年(1919)では、
選挙権が「25才以上の男子で、国税3円以上の納税者」となり、「自転車の所有者は選挙権を得る権利が生じた」そうです。
【自転車の値段 50円〜200円】
<「当時の価格」 銀行の初任給:40〜50円 天丼:25銭>

昭和2年(1927)では、
地方自治体の収入は年間で4000万円に達し、これに代わる財源が見つからなかったそうです。府県の雑種税と市町村の付加税を合せて税額は平均7〜8円/年とあります。
【自転車の値段 50円〜200円】
<「当時の価格」 銀行の初任給:70円 食パン1斤:17銭>

昭和15年(1940)では、
府県としての雑種税を廃止し、市町村のみが自転車税と荷車税の2つを徴収していました。税率は各市町村が定めますが、概ね年額2円ぐらいだったようです。
【自転車の値段:85円80銭〜98円80銭(公定価格となる)】
<「当時の価格」 銀行の初任給:70円/月額  ガソリン:22銭/?>

昭和29年(1954)では、
自転車税と荷車税を統合して、自転車荷車税となりました。(平均年税額:200円)
<「当時の価格」 新聞購読料:200円/月 サイダー:38〜45円/1本>

昭和33年(1958)に自転車荷車税が廃止されています。
市町村税の総得収入の2%に過ぎず、事務手続き等の費用が多額で、本来の目的である道路破損負担金としての性格がなくなったのです。明治・大正・昭和の3代続いたこの税が初期の目的を果たして廃税となりました。

以降明治6年策定の「車税」は、1964年の東京オリンピックの直後からモータリゼーションが進んで車社会となり、ご周知の現行の自動車税となってゆきます。

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