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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ
しのぶもぢずり
2013年06月18日
テーマ:koyampiの植物あれこれ
公園や道路の中央分離帯の芝地に、ネジバナの花の咲く季節となりました。
日本国内で、最も個体数の多いラン科植物なのではないでしょうか。「モジズリ」という別名を持つことでも知られています。
ともかく丈夫。
花の咲いている時期に、芝刈り機で無惨に刈り取られたとしても、翌年、ちゃんと花をつける蘭界の起き上がり小法師。
旧聞に属しますが、民主党の代表だった前原さんがピンチに陥った時、福島県出身の渡辺議員が、会津地方の郷土玩具、起き上がり小法師を贈ったことがあります。「七転び八起きの精神で頑張れ。」と激励するために。
ところが、その小法師の一つが、起き上がらず、結局、前原さんは代表を辞めました。
起き上がらなかった小法師が辞任の原因と言われたら、小法師の立つ瀬はありませんが、他の大人の事情で辞めたんだと思います。
同じ福島県の福島市付近は、その昔、信夫郡と呼ばれ、「綟摺(もじずり)」という織物の産地だったようです。
山繭を紡いだ織物で、染色技法も練れてはいなかったので、摺りがよじれているんだとか。
分からないもので、その素朴さが、かえって都人にもてはやされたらしく、歌にまで詠まれました。
「潮騒のメモリーズ」が大評判となり、北鉄の赤字解消に貢献したばかりか、敏腕ディレクター太巻さんの眼にとまったのと、似ていると言えば、まあ似ていますね。
え、似てない。そうかなあ。
光源氏のモデルの一人とされる源融(河原左大臣)の
みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに乱れそめにしわれならなくに
は、特に有名。
忍んでも忍んでも、陸奥の信夫郡に産する綟摺(もじずり)の染めが乱れているように、僕の心は千々に乱れ始めてしまった。でも、それは僕のせいじゃあないんだよ。
え、「じゃあ、誰ゆえ?」だって!
そりゃあ、君でしょう。
君が僕の心をかき乱しているんだぁ。
情熱的ですね、昔の人は。
古歌を思い出す別名を持つネジバナは、幸せな花だと思います。
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昔の歌人はすごかった
真樹さん、
そよかぜさん、
きゅうさんさん、
喜美さん、
さつきさん、
こんばんは。
コメント、うれしく思います。
しのぶもぢずりの歌には、わずか三十一文字の中に
様々な意味が掛けてあって、驚きです。
私は、王朝時代に生まれていても、たとえ逆立ちを
したところで庶民でしょうから、余計な心配は
いりません。
ではありますが、あっという間に深い意味を込めた
歌をつくらればならない貴族たちも、大変な
苦労だったろうと思います。
ちゃんと仕事をしていたのか、と余計なことを心配して
しまうのは、やはり、貴族とはまったく反対の
ベクトルを持っている故でしょうか。
2013/06/19 21:52:56
しのぶもじずり
百人一首は子供のころよく親や
兄とやりましたけれど意味は何も知らずでした この花の名前百人一首にあったけれど 何だろうと思っていました 今つくづく意味わかって納得です有難うございました
2013/06/19 04:22:50
勉強になりました
こんばんは。
百人一首に入っているそのうたは知っていましたが、もちずりが捩花だとは知りませんでした。
やっとうたの意味もわかってスッキリです。
ありがとうございました。
私は八ヶ岳の山麓で見かけたけれど後は鉢の中でした。
2013/06/18 18:41:18
しのぶもちずり
こんばんは
大好きな花です。
何処からか来て、うちにも有ったのですが何時の間にか消えてしまいました。
我故里ゆかりの名前を持っていたとは益々愛おしいです。
2013/06/18 18:04:15