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たかが一人、されど一人

原発セールス、現代の怪談かも 

2013年06月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

暇だからUouTubeの映像なんぞもゆっくり見ることが出来る。先週金曜日の31日に京都大学原子炉実験所において、同所の助教の小出裕章氏と、生活の党代表の小沢一郎氏による対談が行われたことを偶然に知って、1時間ほどの映像をゆっくり見た。小出氏の話は以前からよく知られていることなので、人によっては小出氏が小沢氏側の宣伝に利用されたと非難する向きもある。そのことは否定できないかもしれないが、小沢氏と同じ程度の知識しか持ち合わせない小生には、認識を新たにすることが出来たので有益であった。小沢氏が京都まで足を運んで、辞を低くして小出氏の言葉に耳を傾けたことは、悪意にとらず素直に認めてやりたい。http://www.youtube.com/watch?v=lkVyQrT7sUU時間がある方には是非ご覧いただきたい。福島第1原発の事故が収束したと考える人は、収束宣言をした野田内閣の閣僚を含め日本には一人もいないと思う。この対談を聞く限り、今後10年やそこらではとても収束の段階にを迎えることは困難そうで、暗澹たる思いにならざるを得ない。例えば、一つの燃料プールに保管されている使用済み燃料棒には広島原発1万発相当の放射性物質が溜まっていること。プールは建屋の上の方に設置されているので、非常に不安定な状態で空中に浮いてことになっているのだそうだ。次の震度6クラスの地震が来て、燃料棒が露出すると広島原発1万発分の放射性物質の拡散に繋がる。因みに、今回の事故の爆発で拡散された放射性物質は原発約170個分。何とかその前に燃料棒の取り出しが終わってほしいと願う小出氏に対し、小沢氏が作業のスピードアップを図ることは出来ないかと質問している。東電がどのような形で作業員を確保しているかオープンになっていないが、猛烈な被曝環境の中でのことなので、スピードアップはほぼ不可能みたいだ。仮にその作業を何年か掛けてやりおおせても、メルトダウンしている原子炉内の燃料棒の取り出しは不可能らしい。結局はチェルノブイリ同様、巨大な石棺をもって発電所を覆うしか手は無いだろう。チェルの事故は原発1基だけであったが、ソ連はこれを石棺で封じ込めるのに60万とも80万人とも言われる軍隊を動員したらしい。福1は4号機を別にしても3基ある。チェルの事故は1986年、約30年経過した現在、石棺の劣化が問題になり、更なる石棺が検討されているようだ。収束していないと認識しつつもいろんな意味で風化しつつある原発事故。しかし政府関係者はある程度の実態を知っているだろう。でありながら原発再稼働やその技術を海外にまで売り歩く意図は何なんだろう?政治家は救いようがないとしても、一連のことを無批判に垂れ流すマスコミの姿勢が問題ではないか。まともな神経をもってすれば怪談話を聞くような恐ろしさ、幽鬼を目にするような凄まじさに慄くばかりである。

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