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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

思い出の地「五箇山」の二日目午前中 

2013年05月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:国内旅行・ウォーキング

5月25日、朝早く起きて、膝の調子が良くないおばさんのお手伝いを・・・

そう思っていましたが、ちょっと寝すぎました。

おばさんは、すでに、朝食の準備をしています。
料理の盛り付け程度しか、手伝うことができませんでした。

今日も絶好の天気。暑くなりそうです。

おばさんの二男で、私より学年が一つ上のHちゃんと、たまたま同じ時期に泊まりに来ていたWさんが、山菜取りに行くことになりました。

花の写真を撮るだけの私も、同乗させていただき、懐かしの池の平(いけんじゃら)へ。

池の平には、二十歳の時、徒歩で登りました。

出がけに、おばあちゃん(おばさんの姑。おばさんのおばさんでもあります。何言ってるのか分かりにくいのですが、要するに、おばさんは従兄弟と結婚したということ。)が、「山へおいでる? 雨になるぞ。」。

雲一つない好天気で、高度を上げるにつれて、遠くには白山の雄姿も。雨など降るわけがありません。

そう思っていたら、突然の大雨。おばあちゃんの言うことは聞くものです。ずぶぬれになりながら下山していると、お兄ちゃん(Hちゃんのお兄さん、おばさんの長男。)が車で迎えに来てくれました。

若い男女で賑やかだった昭和40年代を思い返す私を乗せて、車は、大きな石や枯れ枝の散乱する悪路を、飛び跳ねるようにして、登っていきます。

まだ、雪に覆われた白山の雄姿が目に入ってきました。路傍のカタクリは、すでに花を終え、実をつけています。ああ、来る時期が遅かったかなあ。

池の平に到着。
そこに待っていてくれたのは、今を盛りと咲き誇るカタクリの大群落。

山には少しばかりの雪が残り、色とりどりの新緑がまばゆいばかり。

ウリハダカエデは、まだ芽を出し始めのものから、花穂を垂れ下げるものまで。花穂の一つ一つの花も、まだ生き生きとして輝いています。旬の花を撮ることができ、言うことなしです。

沢の近くに、サンカヨウの大群落がありました。でも、もう花を終えたよう。残念。

そう思っていたら、朝、入口のゲートが施錠されていなかったために入り込んでいた「山菜盗り」の軽トラの陰に、ありました、ありました。開花している数株が。

惜しいことに、雄蕊の先の黄色い部分が白い花の上に落ちてしまっていたり、花弁が欠けていたり・・・

それでも夢中になった私は、腹這いで撮影を開始。
事情を知らない人が見たら、行き倒れ状態。

「あれ、カメラマンか?」
あちらも、こちらも、びっくり仰天。

私をびっくりさせ、私がびっくりさせた「山菜盗り」のおじさんは、荷台をシートで完全に覆い、「戦利品」を見られないようにしています。一応、後ろめたさはあるみたいです。

背にしょった袋がいっぱいになったので、一度戻ってきただけのようで、袋の中身を、「戦利品収納荷台」に素早く押し込むと、また、どこかに行ってしまいました。

HちゃんやWさんがススタケを抱えて降りてきて、午前中の作業は終了。熊が鱈腹ススタケを食べているらしく、熊の糞がそこかしこにあったとのこと。

「山菜盗り」のおじさん、一人で大丈夫か?

林道入り口に鍵をかけ、家に帰り着きました。

    ※  ※  ※  ※  ※  ※

その後、しばらくして、「山菜盗り」のおじさんが、熊に襲われることなく降りてきて、「鍵が開かないんだけど・・・」。

心優しいHちゃんは、「この山は、個人所有であるぞよ。無断で入山するとは言語道断じゃあ。」などとは一切言わず、鍵を開けてあげたのでした。



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