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たかが一人、されど一人
読後感「銃・病原菌・鉄」上下 ジャレド・ダイアモンド著 倉骨彰訳
2013年05月08日
テーマ:テーマ無し
書名と表紙の絵が面白そうなので、以前書店で手にしたことはあるが、内容が難しそうなので敬遠していた。先日友人が態々持参して貸してくれたので読んでみた。案の定、読み終わるのに1か月は優にかかり、感想第一は上巻の内容を殆ど思い出せないことである。著者は有名なUCLA(カリフォルニア・ロサンジェルス校)医学部の教授で分子生理学と進化生物学を専門としている。本業の他にも考古学・人類学・言語学・歴史学にも詳しく、特に長年亘りニューギニアで現地調査を続けている。本書のテーマは「人類13,000年の歴史」とも言える。現在地球上には多様な民族が生存しているが、そこには大陸、或いは国や民族によって富や権力に大きな格差が存在する。著者はニューギニアに於いて助手の一人から「西欧人たちは我々にいろんなものを持ってきた。しかし我々は西欧人に何も与えるものが無いのは何故か?」との質問され、答えられなかったのが本書を顕すきっかけになったと冒頭に書いている。13,000年前とは地球上で最終氷河期が終わった頃らしい。当時既に人類は地球上のあちこちに住んでいたようだが、何処も皆似たような狩猟生活をしていた筈。ところがその後、各大陸で歴史はそれぞれ異なる経路をたどって、結果的には地球規模で見ると大変な格差が生じているわけだ。その理由を文庫2冊の文章で理解させようとの意図だから土台無理なような気もする。分かったと言うことではないが、面白いと思ったことが一つだけあった。当初狩猟に頼っていた人類も、時を経て食料を栽培したり動物を家畜化したりして豊かになっていく。これには先ず地理的条件があって、ユーラシア大陸の中央部が最適地であったらしい。次にノウハウを伝承するために文字の発達が不可欠で、このことで文明が発祥する。ここまでは苦労して大層な文章を読まなくても分かるような気もするのだが。問題はその先である。著者は四大文明発祥の地の中で、古代メソポタミアあたりが地理的条件に最も恵まれ、ユーラシア大陸の同緯度に文明が広がったと見ている。エジプトとインドは脇に置くが、殆ど同時期の紀元前5千年くらいには中国にも大きな文明社会が出現している。当時はその中国が世界最大の版図を拡大して、文字は勿論その後の文明の基礎となるような科学技術は殆ど中国で発明されたそうだ。それが、7千年か8千年の間にヨーロッパに抜かれたのは何故か?それは中国が一つの国家であり続けたためで、西のヨーロッパのように小さな国が互いに争っていたので進歩の速度が速くなった。即ち権力の統制が効きすぎると文明の進歩が遅くなる断じているが、これは面白い見方だろう。兎に角人類の歴史は血生臭いもので、数百年も経てば滅び去ったものについては殆ど分からなくなってしまうのが本当のところだろう。1万3千年なんて言っても、この読後感と同じで何も無いのと同じことだ。
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