メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

池袋駅は、東上線の始発駅じゃあない!? 

2013年01月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:川越周辺の鉄道、ないしょ話

言うまでもなく、東上線の始発駅は、池袋駅です。
(タイトルと違っているじゃないですか?)

でも、明治時代の仮免許だけではなく、大正元年の本免許においてすら、池袋駅は始発駅ではありませんでした。

仮免許では、図面(国立公文書館所蔵、鉄道院文書)にもあるとおり、始発駅は、通過駅である池袋よりも都心寄り、今の東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅付近でした。

なんと、本免許では、仮免許では通過予定だった池袋がまったく無視されています。カラー版の仮免許線の図面をよく見ると、手書きの無造作な点線で、本免許線が書き込まれていることが分かります。鉄道院の担当者が書き入れたものなのでしょうか。

西武池袋線の前身である武蔵野鉄道も、当初構想では、池袋を始発駅としていません。当時の近郊鉄道の起業者たちは、東京市から外れた寒村の小駅、池袋に接続することに魅力を感じていなかったのかも。

それよりも、東京市に隣接し市電が通じているところまで伸ばしたい、そういうことだったのでしょうか。

しかし、免許線を完成させるためには、現在の埼京線(赤羽線)と山手線を高架で越えなければなりません。資金不足の東上鉄道にはそれは不可能、

やむを得ず、軽便鉄道免許で取得した下板橋・池袋間が今の東上線になり、下板橋から都心よりの免許は失効してしまいました。
(青い方の図面〜これも、鉄道院文書〜には、本免許線と、軽便鉄道線の両方が赤色で示されています。)

このような経緯があるため、本来は始発駅である池袋駅には、起点に設置されていてしかるべきゼロキロポストがありません。
本免許で完成した中では一番都心に近い駅、下板橋駅の構内(ただし、今の駅舎よりも川越寄り)に、ぽつんとゼロキロポストが設置されているのです。

それでは、下板橋から池袋間のキロポストは、どうなっているのかというと、数字の頭にマイナスが表記されています。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

おはよう「ございます。

みのりさん

kawamo58さん


東上線私はほとんど詳しい
ことは分かりませんが

ピンクの地図がとても芸術的で
素敵です。〜〜♪

2013/01/30 11:04:40

PR







上部へ