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人生に無駄は無い　

2012年10月29日
テーマ：テーマ無し

近くの古本屋で「人生には何ひとつ無駄なものはない」と言う、興味深いタイトルの本が有ったので買い求めた。
著者は遠藤周作で、１４年前に発刊されたものだった。
これまで何度か、無駄に過ごしてしまったな、と、思える事が有ったので、その無駄とは何かを探ってみた。
これまでの思いとは大分違っていた、若い時分の無駄とは、何をやるにも経済的に効果の有る行為、また、それに有効的な学習で無ければ、それ以外は無駄なものだ、と思い込んでいた事も有った様だ。
金に成らない、物にならない、時間短縮にならない、それらを、無駄な事だ、と、決め付けていた気もする。
本書では、役に立つ・役に立たない、そんな機能的な無駄の事ではない様だ。
これまで「苦しみ・悲しみ・貧しさ・寂しさ・別れ・悩み・病」を重ね、生きて来て、今日が有るのだ。
これらを、「無駄」に捨ててはならない、時には思い起こして、明日の命に繋げて行くべきだと、説いている様に思える。
内容が硬くなってしまいましたが、もし無駄だと思える事、また時間が有ったら、それらを、多いに楽しんでみるのも、また、一興では。

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