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嘘も親孝行!
2010年03月30日
テーマ:テーマ無し
2010.3.28(日)父のところへ。ドアを開けると、父はベッドの上でなにやら食べていました、目を閉じて…。私に気づく気配もないので肩をトントンすると、ゆっくり目を開けて「あ、どうも、こんにちは、いらっしゃい」と。父と私と両方の都合が合わず、2ヵ月近く間を空けてしまいました。目から力が失われています。私が娘であることを認識できずにいるようです。雑談を交わすうち、といっても父の言っていることはほとんど分からないけれど、私がサインペンで大きく書く文字は、全部ではなくても、まだなんとか読めるようです。この字が読めなくなったら、私はどんな風に気持ちを伝えたらいいんだろう。そんな日が来るだろう予感を取り払いながら、せっせとペンを走らせます。「字を書くのが早いなぁ?」うん? 少しづつ頭の中の回路が繋がり始めてきたかな?今まで鰻とかお寿司とか、ちょっと贅沢なものを持っていっていたけれど、満腹感が分からなくなってしまったようなので何にしようかと駅前で探していると、「たこ焼き祭り」の旗。そこで、今日のお土産は「たこ焼き」。それを渡したときの喜びようといったら…。食べているときの、素直な感動の言葉と表情といったら…。「この団子は美味しいなぁ!」「こんな団子は初めてだ」「もう一つ食べてもいいか?」「旨いなぁ! 旨い団子だなぁ!」「そうか、たこ焼きか。旨い団子だ」「これは取っておいてくれ」と言うので、2個を母の仏壇脇へ置きました。2年ほどまえのこと、父が「貯金は出来たか」というようなことを聞いてきたことがありました。「うん、ダンナさんも真面目だし、一生懸命働いてきたからね」と応えると「それは偉い、お前も頑張ってたからな」と父は笑顔いっぱいです。「大金持ちじゃないけれど、小金持ちになった」と書くと、「小金持ちか? アハハハ…それはいい」と声をあげて笑いました。衣食住には困らないものの、小金持ちとて程遠い年金暮らし。でも、老いた認知症の親に、それくらいの嘘は許されるでしょう。現に「小金持ち」は強烈にインプットされたらしく、会うたびに「そこそこ貯蓄をして偉いもんだ」と誉めてくれるのです。そして、今日もとうとう出ました。「お前のところは羽振りがいいから…」と。ますます回路の接続ヵ所が増えたようです。父の中で、たまに「娘」にもなれだしたようです。もちろん、すぐ「どこの誰」だかになってしまうんだけれど、今、支障ない限り父の言葉に「うなづく」ことにしています。「子供はいるのか?」 「うん」「会社の帰りか?」 「うん!」「仕事は忙しいか?」 「うん!」「H雄(とうに死んだ父の兄)兄貴のところへたまには行けよ」 「うん」もちろん「笑顔付き」で。すると父は言います。「ありがとう。すまない。お前に会えて良かった。もう会えないと思ってたから」。この可愛い父が、面倒を見てくれている兄一家に散々な思いをさせているなんて、一瞬信じられなくなります。でも事実であり、その状態は日増しにエスカレートしているのです。老いるというのは悲しいものですね。
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