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小春日和♪ときどき信州

本・長岡弘樹 「傍聞き」 

2012年07月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



                      読書備忘録 

          

 内容(「BOOK」データベースより)
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想のつかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞。

  半世紀以上人間でいるけれど 傍聞き を知らなかった。だから当たり前だけれど意味もしらない。

解説に「大辞泉」によれば、読んで字のとおり、「かたわらにいて、人の会話を聞くともなしに聞くこと。」・・・そうやって漏れ聞いた言葉は、相手から直接伝えられた言葉よりも信用されやすいという、”漏れ聞き効果”

なるほど〜・・・

迷走
電話でわかった!そういうこと・・・だから鳴らしっぱなしで。
救急車のたらい回しは・・・大変なご苦労があるのです。
以前住んでいた所の夫婦は車がないからと呼んでいた。救急車が止まって上に隊員が上がっていくからどうしたんでしょうね?と下の奥さんと話していたら、普通に歩いて階段を下り、どうされましたか?とその奥さんが聞いたのに知らん振り。後でわかったのはそういうこと。あきれたさんがいました。

傍聞き
刑事の夫を亡くした刑事の妻の話というより、その娘の話
9を限りなく7に見えるように書いて母親宛にお葉書を出す。間違えて裏のおばあさんのお宅に配達される。
この子は小学生なのにすばらしい子だ!と感心したのではなく感動した。
空き巣は人の居ないところに忍び込んで盗人をはたらく、人がいるときに入るのは”居空き”。強盗かと思ったけれど、違うのね。

899
虐待
消防士さんの冷静な判断。こんなに冷静に働いているのですね。訓練の賜物でしょうか。すばらしい。

迷い箱
更生保護施設のお話
前科があるとなかなか社会には溶け込めないでしょうね。自分の子供が小さかったりしたらなおさら近所に来たらやだわ。と思うのは責められないでしょ?
だから、悪いことをしてはいけないのですよ。罪を償っても、又やるかもしれないって、なかなか認めてもらえないのだから初めからしなければいいの。
そうは言っても、してしまったことだから、更生したならあたたかく見守る必要もあるのです。だからこういう仕事も。
ま、何と言いますか・・・ホンネとタテマエ?
とても良いお話。4つの作品ではいちばんでした。

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