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昭和2年生まれの航海日誌

鉦でわくわくしんみり (3) 

2012年02月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


     (大阪南港)

 
「藤八頌徳碑」は櫛田川を索引すると、全貌がつかめて
くる。

「なんとかして、崩壊しない堤防」を築くため、道理に
合わない迷信を頑固に信じた結果、人柱を立てることを
寄り合いで決めたのである。

 ここで、断固として回避しておれば、愚かな屈辱的な
事件は起こらなかった。

 伊勢湾台風で、堤防の上から手が洗えるような洪水の
時でさえ崩壊しなかった。藤八さんの堤防は、改修で取
除かれ存在していなかったのである。

 村民はくじで人柱を選ぶことにした。
誰が望むものか、死んでも避けなければならない。

 くじと云っても、5億円の宝くじのように厳正な抽選
ができるものではなかった。

 村民は、沈黙の中で、言い出した張本人に当てることを
考えた。
 どんな方法。総当たりのくじを作り、一番最初に引かせ
ればよい。

 くじは、前から確定的、張本人が当った事は云うまでも
ない。

 これは、とある長老が祖父から聞いた秘話である。
「ハメられた」

 これが事実でなくても、当時の村民の心情は察せられる。

 1969年「藤八頌徳碑」が
在所に建立された。
 わたしは、こう想う。


 


 

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